シャールと風の日25


たちき「写真の通り、今日は風が強くてサイクリングも徒歩でのお出かけもできなかったので、無難に車でお出かけです。隣県まで」
シャール「隣県って、埼玉でしょ。最近多くない?」
たちき「そう言われると……1月は行かなかったですが、12月も11月も行きましたね、埼玉」
シャール「隣県までのサイクリングがマイブームって言ってなかったかしら?」
たちき「言いました。サイクリングで90~100分くらいかかる場所へ、車だと40分くらいですね」
シャール「ま、そんなもんよね」
たちき「さらに、隣県サイクリングの時と同じようなコースで伊勢崎へ。途中、坂東大橋を渡るわけですが強風の橋の上がめっちゃ怖かったです」
シャール「自転車じゃなくて車なのに?」
たちき「走行中の車が横風で押されるくらい風が強いんですよ。だいぶ昔に湾岸を走った時の海風も怖かったですけど、車に感じる強風は慣れませんね」
シャール「そんななんだ……。覚えておくわ」


たちき「帰りは久しぶりに某モールへ」
シャール「かなり久しぶりよね」
たちき「なかなかあっちに行かないですからね。いろいろゲットできてほくほくでしたけど、もう1つ衝動買いするか悩んで見送ったあのアイテムがちょっと悔やまれます」
シャール「後悔するなら買えばよかったのに」
たちき「でも買っても多分使わないんですよ」
シャール「観賞用でいいじゃないの」
たちき「……その手があっ…………いやいやいや、せめてあと140円安ければ」
シャール「微妙な金額ね」


たちき「プレイ中のゲームで攻略中のヒロインとは別ヒロインが『私じゃダメですか』って迫ってきて、一周回って逆に新鮮な展開です」
シャール「ギャグシナリオならまだしも、純愛ゲームでそういうセリフは確かに最近あんまり見ないわね」
たちき「しかも横取りのつもりじゃなくて、攻略ヒロインがだんだん記憶喪失になって主人公との思い出を忘れてしまうという展開の中、好きな子に自分のことを忘れられてしまい辛そうにしている主人公を見てられないから私にしておきませんか、という話の持っていきかただからゲームじゃなくて現実なら思わず頷いちゃいそうな流れでしたね」
シャール「たちきは攻略中のヒロインよりその別ヒロインのほうが好みなのかしら?」
たちき「そうですね。それもあって、ときめくセリフでした」
シャール「まあ攻略ヒロイン以外の別ヒロインになびいたらゲームならバッドエンドよね」
たちき「それはそうなんですけど」