シャールとゲートボール

シャール「今日から数日間はゲートボールトークだよ」
たちき「なんで急にゲートボール?」
シャール「たちきが一週間くらい前に言ったんじゃん。ゲートボールについてはそのうちにって」
たちき「あ、マレットゴルフについて語った時の初回かな。そういえば言ったかも」
シャール「早速聞いていくよ」
たちき「どこから話しましょうか」
シャール「ゲートボールのルールとかはググればわかるから、やっぱりまずはきっかけから聞きたい。たちきがゲートボールをやり始めたきっかけは?」
たちき「少し長くなりますよ。僕の住んでいた地域には子供会とか育成会とかそういうのがあって、地域の大人と子供が触れ合う機会が多かったんです」
シャール「いいことだね。子供会ではどんなことをやるの?」
たちき「それについて掘り下げるとまた話が長くなるので今は簡潔に。地域の清掃活動があったり納涼祭があったりクリスマス会があったり他の地域と対抗のスポーツ大会があったり、いろいろありました。主に日曜日に近くの公民館とかで」
シャール「そりゃまあ日曜だよね」
たちき「で、スポーツの中の一つがゲートボールだったわけですが……」
シャール「子供だけでやるの?」
たちき「さすがにそんなことないです。と言いたいとこですが、最終的にそうなるお話まで順番に話しますよ。ゲートボールといえばやはり高齢の方々のスポーツというイメージもあるかと思いますが、うちの地域もそうでした」
シャール「じゃあ最初はお年寄り達に混じってやってたの?」
たちき「そうです。しかも日曜じゃなくて平日の朝早くから」
シャール「あー、皆さん朝早いからね」
たちき「朝早起きしてご飯も食べずに近所の公民館のグラウンドに行くともう始まってるんです。ほんとに朝早いです」
シャール「初ゲートボールの思い出は?」
たちき「…………言いたくないかも」
シャール「なんで?」
たちき「皆さんの足を引っ張るどころか、何もできなかったので」
シャール「どういうことかな」
たちき「先にルールを説明しないとわからないかもですけど……じゃあ初ゲートボールの時の僕の思い出」
シャール「どきどき」
たちき「第1ゲートを通れませんでした!」
シャール「……よくわかんないけど」
たちき「じゃあ次回はルール説明しましょうか」
シャール「おっと聞き忘れてた。それは何歳頃の話?」
たちき「どうだったかな。小学校三年あたりだったかも? 多分だけど」