シャールと佰物語・授業

シャール「たちきは授業中に手を挙げる派?」
たちき「どうだろう。みんな挙げてれば多分挙げないし、誰も挙げてなければ挙げるかも」
シャール「あまのじゃくなのは昔からなのね」
たちき「いや、そういうんじゃないし」
シャール「じゃあ、誰もわからない問題にあえて答える優越感?」
たちき「違います。それを答えないと授業が進まないような問いに答えることで、授業を円滑に進めてさりげなく先生を助けようという……」
シャール「先生からしたらありがたいかもだけど、計算高くてちょっと嫌な生徒かもね」
たちき「なんでー? 空気読んでるんですよ。内申もがっぽがっぽですよ」
シャール「そんな見え見えの挙手じゃ内申上がらないでしょ。ちなみに授業中に寝たことは?」
たちき「小学校中学校はなかったはずだけど、高校や大学は結構寝落ちしてました。あれってやっぱり先生からは見えてるのかな」
シャール「見えてるらしいわよ」
たちき「まじですか。授業中に寝るとか、今思うと先生に申し訳ない感でいっぱいです」