シャールと雑談145

たちき「先週の木曜に買った10冊の小説について」
シャール「語りたくなった? いいよ。聞くよ聞くよ」
たちき「とりあえず今日までで6冊読了。10冊のうち8冊は、主人公と女の子がいちゃいちゃする系のお話です。ハーレム系ではなくメインヒロインは基本的に一人」
シャール「偏った買い方したね」
たちき「普段はあまりこういうジャンルは買わないので、ちょっとあれこれ手をだしてみました。残りの2冊はちょっと置いとくとして1冊目から6冊目まで順に感想を少しずつ書いとこうかなと」
シャール「タイトルは?」
たちき「書きません。あくまで自分メモです。1冊目のヒロインは姪」
シャール「いきなり禁断の関係!?」
たちき「と思ったのですがどちらかというと主人公の仕事のお話がメインかなという印象で、いちゃいちゃ感やらぶらぶ感はあんまりなかったです」
シャール「ストーリーはしっかりしてなかった?」
たちき「後半ちょっとだけ重くなって、僕の読みたかった系ではないかなと、残念。ヒロインは可愛かったです。続けて2冊目。ヒロインはクーデレの同級生」
シャール「くーでれ?」
たちき「『ツンデレ』とか『ドロデレ』とか、そういう『なんとかデレ』みたいなジャンルがあるんですよ。僕はあんまり詳しくないからわからないんですが」
シャール「ツンデレはなんとなくわかるけれど、クーデレは……クールな女の子がデレるってこと?」
たちき「今回読んだのはそんな感じでした、多分」
シャール「多分て」
たちき「むしろ主人公がヒロインにぐいぐいいく系でした。ヒロインも可愛いけどヒロインの妹もいろんな意味で可愛くておすすめです」
シャール「おすすめって」
たちき「三冊目は疑似恋愛系。主人公もヒロインも大学生でヒロインは1つ下の一年生」
シャール「恋人代行系ってことかな。結構絞れるよね」
たちき「ゲームで例えるなら『恋愛、借りちゃいました』みたいな感じですね」
シャール「なんでわざわざゲームで例えたのかわかんないけど」
たちき「ヒロインが一人じゃなくて、途中からもう一人増えるんですよ。二人目は年下のギャル」
シャール「最近ギャルがヒロインの作品も増えたよね。たちきはアリ派?」
たちき「いわゆるオタクに優しいギャルならアリじゃないですか。もしくは一見ギャルに見えるけどそれは外見だけで中身は純粋とかならさらにアリです。でもこの作品なら一人目のヒロインのほうが見た目も性格も服のセンスも超好みなので選ぶならこちらで」
シャール「オタク特有の早口キター」
たちき「おっと失礼しました。こほん、続けて4冊目。ヒロインは小悪魔系の後輩。大学の後輩で一年生」
シャール「似たような関係の作品が続いたね。たちきって年下趣味なんだっけ?」
たちき「年齢はあんまり関係ないですが、とりあえず今はその話は保留で。小悪魔とある割にそこまで小悪魔っぽくなくて可愛い後輩でした。ただ、女友達とか元カノとかも登場するから後輩といちゃいちゃ系とはまた違うのかもしれません」
シャール「タイトルとあらすじだけじゃやっぱりわからないこともあるんだね」
たちき「主人公とヒロイン以外にどちらかの友達も出てこないと、相談シーンとかが作れないから必要なのかもですね」
シャール「山場とか修羅場とか」
たちき「そういうのが一切ない、ただいちゃいちゃらぶらぶ系も読んでみたい気もしますが。というわけで5冊目は主人公のクラスメイトの女の子が主人公の思考を読む系です」
シャール「結構具体的な内容だね、それ」
たちき「ここまで読んできた本の中だと一番僕が読みたいタイプかもしれません。短編がたくさんあって会話が多めでいちゃいちゃ描写(?)が多めで」
シャール「そのはてなマークは?」
たちき「思考が読めるヒロインなので主人公のモノローグをうまく活用してるなとは思いました。はてなマークなのは、結局主人公はヒロインが、ヒロインは主人公が好きなのかがいい感じに最後までわからないので」
シャール「ドキドキの展開だね」
たちき「最後、本日読んだ6冊目。主人公は大学二年でヒロインは新入生」
シャール「そのパターン多くない?」
たちき「大学二年て、一番遊びやすいし書きやすいんですよ、多分。ぶっちゃけ、僕が大学ものの作品を書くとしても主人公は二年生にすると思います」
シャール「そういうものかな」
たちき「この後輩はとにかく一途で清楚で常に敬語でちょっと積極的で可愛くてスタイルもよくて、物語開始時点で主人公へのラブMAXな女の子です」
シャール「そんなヒロインがいたらすぐにゴールインだよね」
たちき「こういう物語の場合、ゴールインしちゃうと作品が終わっちゃうので一冊読み終えてキスどころか手も繋いでません」
シャール「ピュアか!」
たちき「主人公の部屋にお泊まりが二回あります」
シャール「それで何もないってどうなの大学生」
たちき「お互いを大事にしたい年頃なんですよ、きっと」
シャール「まじめか!」
たちき「まるで昔の僕みたいですね」
シャール「……んー、それはどうかな」
たちき「あれ? そこは『ほんとだよ!』みたいなリアクションを期待したんですけど」
シャール「たちきの昔の話もいつか語りたいよね」
たちき「いやいやいや、ちょっと待ってください。今は小説のお話をしましょう」
シャール「残りの二冊は?」
たちき「二冊とも一人暮らしの主人公がお隣さんヒロインと仲良くなる系のお話です」
シャール「てことはまた大学生?」
たちき「いえ、あらすじからすると二冊とも高校生のようですね」
シャール「高校生で一人暮らしって」
たちき「まあまあ、それは小説ってことで楽しみましょう」