シャールと自転車59

たちき「今日も自転車トークです……はあ」
シャール「いきなりため息とか、テンション低いですね。どうかしましたか」
たちき「自転車トークって言ってもちょっと愚痴っぽくなるんですが、いいですか」
シャール「まずは聞きましょう」
たちき「いつものサイクリングは、学生さんの通学に重ならないように9時から15時で走ってるわけです」
シャール「最近はスタートが11時のようですが」
たちき「それはさておき」
シャール「話をそらしましたね」
たちき「最近はサイクリングではなく、日常的に自転車を乗るようになりました。といってもほんと直近の何回かですけど。」
シャール「サイクリングから帰ってきてから、夕方また自転車で出かけたりしてましたね」
たちき「もしくは家に帰らずに、サイクリングからの買い物とかサイクリング中に買い物したりですね。そうなると帰る時間が遅くなって、他の自転車とすれ違う回数が増えます」
シャール「夕方は学生さんが多いんですよね。夜はどんな人達ですか」
たちき「大人ですね。しかし、その大人達の何割かが問題なんです」
シャール「どういうことですか」
たちき「結論から言うと、無灯火で走る自転車が多いんですよ。めちゃくちゃ危ない」
シャール「それは確かに危ないですね」
たちき「自転車のライトって、前方を照らすのはもちろんですけど、一番の目的は対向車に存在を知らせることなんですよ。だから無灯火の人よりむしろちゃんとライトを点けてる人のほうが危険にさらされるわけです」
シャール「なるほどです」
たちき「それだけじゃなくて、夜に自転車走らせる時は車や歩行者にも気をつけないとですし」
シャール「暗いと、日中とは状況が変わってくるんですね」
たちき「もちろん安全確認はちゃんとしつつ常に周りに気を配ってますけど、無灯火の自転車が一番の大敵ですね」
シャール「ちなみにどのくらいいるんですか」
たちき「自転車と10人すれ違ったら、5人……とは言いませんが、3人は無灯火でした、昨日は。1割や2割じゃないんですよ。もしかして四割くらいかもです」
シャール「それはほんとに多いですね」
たちき「学生さんの無灯火はほぼいなかったかな。大人ほど無灯火でした。無灯火、ダメ絶対」
シャール「たちきは日中でも点けてますよね、ライト」
たちき「タイヤの回転でライトが自動点灯するので。でも万が一ライトが切れたり壊れたりした時のために、サイクリング用のかばんに予備ライトを入れておくことにしました」
シャール「前に買った100円セールのライトですね。いざ使おうとしたら電池切れ、なんてことにならないでくださいね」
たちき「気をつけます」