シャールと二次創作11

シャール「今は、二次創作を書く予定はないの?」
たちき「二次創作やるなら、止まってるオリジナル作品を書きたいわけですが」
シャール「それはそれとしてなんだけど、たちきの二次創作、読んでて結構面白いと思うのよね」
たちき「それはどうも。……シャールに褒められるとか、なんか裏がありそうで怖いんだけど」
シャール「そこは素直に受け取りなさいよ。三國無双4とけいおん、完成させてきたものをあらためて今もう一度読んでの感想よ。書きかけのARIAネギま化物語にも言えるけど、その当時としての需要やニーズを読んでいる」
たちき「先に言っておきますが、世間ではやっている作品だから二次創作を書いたわけじゃないですよ。好きな作品、ハマった作品だから二次創作を書きたくなって書いたわけで」
シャール「そうだったわね。売れる作品を書くために、好きでもないしそもそも内容を知らない作品の二次創作をするのは、たちき的にNGだっけ」
たちき「人がやるのを止める気はないですが、自分ではそうです」
シャール「なら、たまたま需要のある作品の二次創作を完成させたのはラッキーだったのかもね」
たちき「まあそうですね。イベントでの知り合いもできたりしたし」
シャール「話を戻すけど、たちきの二次創作は、原作のイメージを壊さない、かつ原作ファンが『こういう物語も読みたいんだよ』みたいな外伝的なとこを書いてるわけよね。もしくは書きたいわけよね」
たちき「そうです。原作のあの場面の裏側は? とか、あのシーンの続きがあれば……みたいな、読み手として読みたいとこを、じゃあ自分で書くかと」
シャール「その最たるものが創作仲間への二次創作作品だったわけだけど、たちきの二次創作って、原作キャラの言葉遣いや一人称や喋り方をしっかり研究してるでしょ」
たちき「それは二次創作の最低ラインでは?」
シャール「良くも悪くもだけど、二次創作の作者が自分らしさを出すために原作キャラを少し変えてしまうとか、たまに聞く話ね」
たちき「それはもう二次創作じゃなくて自分のキャラでやれば……あ、それだと売れないとかそういう問題があるのか」
シャール「そうよ。売るために書く二次創作と、書きたいものを書く二次創作がぴったりはまった作り手は最高だと思うけど、そんなにうまくいくのは小数なわけで」
たちき「難しい世界ですね」