シャールと創作活動18

シャール「さて、たちきが高校時代に考えついた作品はこれで全部かしら」
たちき「いやいやいや、まだまだありますよ。高校時代は全盛期でしたからね」
シャール「なんの全盛期かは聞きませんけど、では一気に聞いてみましょう」
たちき「そうですね。あとはほんとに設定だけみたいな作品ばかりなんで、ざっくりと説明しますと……ロードス島のような王道ファンタジーを目指した『白翼黒羽(びゃくよくこくう)は、第1巻のプロットができあがってます』」
シャール「何日か前に紹介した、『ワールドガーティアンズ』とは違うファンタジーなんですか?」
たちき「あっちは、人間という種族しか出ませんが、こちらはいわゆるエルフも出ます。まあエルフという単語は使ってないのですが、耳が長くて自然の力を借りた美形な種族ですね」
シャール「エルフですね」
たちき「主人公とヒロインはそれぞれ闇の一族、光の一族の後継者で、主人公が闇の隠れ里を抜け出して光の里からヒロインをなんとなくさらってしまうとこがプロローグです」
シャール「だいぶ問題のある始まり方ですね」
たちき「当時は主人公20歳、ヒロイン10歳という設定だったのですが」
シャール「犯罪じゃないですか」
たちき「まあそもそも誘拐っぽいことしてるわけですが、のちのちちょっと年齢は見直して、主人公21歳ヒロイン13歳へ修正しました」
シャール「年齢的に最初の設定と大差ないのでは?」
たちき「あとは精霊王の息子23歳やその妹19歳、流浪の踊り子27歳や魔術師のおじさん38歳の計六人がメインどこですね」
シャール「たちきの作品にしては珍しく、キャラの年齢層が高めですね」
たちき「です。他は高校生とか10代のキャラばかりですが、この作品はちょっと冒険してみたかったんです」