シャールと雑談137

たちき「今まで約一時間かかっていた作業が今度からは十分くらいで終わるかもしれません」
シャール「いきなりなんのお話?」
たちき「エクセルのお話です」
シャール「エクセルテクノ?」
たちき「そんなわかる人にしかわからないボケはいいんですよ。エクセルといったらパソコンの表計算ソフトです」
シャール「わかってるよ。一応お約束のボケをしてみただけ。で、エクセルがなんなのかな?」
たちき「VLOOKUPという関数があるのですが」
シャール「便利だよね、使いこなせれば」
たちき「いつもいろいろお世話になってるんですが、今日の作業には使えないとずっと前から思ってたので毎週地道な作業をしていたんです。ところが」
シャール「何か変化が訪れたとか!」
たちき「普段、まったく違う作業をしてる人から『そのリスト、こうしたらVLOOKUP使えるんじゃない?』という目から鱗のアイディアが!」
シャール「そのアイディアはすぐに使えそうなの?」
たちき「使えそうです。既存の表やリストに何か別の数式を加えるどころかほぼ今のままで使えそうなアイディアです」
シャール「そんな簡単なアイディアに今まで気付かなかったの?」
たちき「そうは言いますけど『この作業にVLOOKUPは使えない』っていう固定観念があったから誰も気付かなかったんですよ。もちろん、どうしたら早く作業できるかとかはいつも考えてはいましたよ」
シャール「それがたまたま今回は別の人が気付いてくれたわけだ」
たちき「そういうわけです。その代わり数式のせいでファイルがすごく重くなりそうとか問題もあってまだ改良できそうな余地もあるので、課題というか微調整は必要ですが」
シャール「続報に期待するよ」
たちき「まあ数式組むのは僕じゃないんですけどね」
シャール「あれ!? どういうこと!?」


たちき「そしてこんな時間に帰宅しつつ」
シャール「遅くまでご苦労様。あとはゆっくりゲームでもして……」
たちき「風もなくてあんまり寒くないし、今から着替えてジョギングでも行こうかな」
シャール「今から!?」
たちき「じゃ、いってきま-す。シャールは先に寝てていいですよ」
シャール「待ってよ、私も行くってば」