シャールと雑学2



たちき「今日は先日のサイクリングの日にあったことから、雑学ネタを語ります」
シャール「聞きましょう」
たちき「先日のサイクリングは群馬から埼玉へのサイクリングだったわけですが……」
シャール「ちょっと待ってください」
たちき「なにか?」
シャール「車で坂東大橋を渡って伊勢崎から本庄に行きましたよね」
たちき「ですね。橋を渡ってからは東に向かって島村蚕のふるさと公園という場所に車を停めてサイクリングスタートしました」
シャール「てことはスタートは群馬じゃなくて埼玉なんじゃないですか?」
たちき「ところが違うんですよ。一枚目の写真はスタートして東へ数分の地点にある看板です」
シャール「この先は埼玉の深谷……あれ? ということは?」
たちき「看板の手前は埼玉ではなく群馬ということです」
シャール「え? え? どういうことです?」
たちき「車を停めた場所の近くには境島小学校という学校があり、これは群馬県境町の島小学校、さらにさかのぼると島村小だったそうですが、平成の大合併により現在は伊勢崎市の境島小になっていまして。つまりあの辺りは群馬県なんですよ」
シャール「群馬と埼玉って利根川が県境なんじゃないですか?」
たちき「その認識でだいたいあってますが、一部ここみたいな場所がありまして、こういうのを『飛び地』というそうです」
シャール「ど、どうしてこんな区割りをしたんです?」
たちき「詳しくはググってもらうとして、まあ不思議ではありますよね」
シャール「この小学校の児童はどうに通ってたんでしょうね」
たちき「学校のすぐ裏に島村の渡しと言われる渡船があったから、もしかしたらそれで通ってたんじゃないでしょうか。推測ですが」
シャール「だとしたら大変じゃないですか。雨の日とかどうするんです」
たちき「さあ。気になる方はググってもらうとして、まあそういう地域もありますというお話です。ちなみにこの境島小は数年前に閉校していて、現在は『田島弥平旧宅』の案内所として使われているようです」
シャール「学校という建物自体は残ってるんですね。中は入れるんですか?」
たちき「玄関前までは行ってみましたが、中には入らなかったのでわかりません。この田島弥平旧宅というのは、富岡製糸場や荒船風穴、高山社跡と一緒に世界遺産に登録されている所で、境島小から少し南に行ったとこにあります。あそこも伊勢崎市です」
シャール「行ってきたんですか?」
たちき「今回はサイクリングが目的だったから行かなかったです」
シャール「そういえば以前の藤岡サイクリングでも高山社跡の近くを通ったのにスルーしましたね」
たちき「コースから外れていたので……」
シャール「歴史的文化遺産とか興味あるんですよね?」
たちき「ありますよ。城跡とか神社とか。近代のはまあ、興味なくはないんですけど、そこを目的に行くことはあまりないかもです。旅先にたまたまあって気が向いたら行くかな、くらいでしょうか」
シャール「もったいない」
たちき「富岡製糸場は小学校の頃、親に連れられて行った覚えがあります。荒船風穴もいつかは行ってみたいので、では田島弥平旧宅や高山社跡は次回近くを通ったら寄ってみるということで」
シャール「なんて言ってたちきが覚えてるか不安です」