たちき「では、昨日の記事の続きです。というかおとといの広瀬川サイクリングの続きです」
シャール「広瀬川が暗渠から普通の川になったとこからですね」
たちき「左岸をひたすら南下します。小さな信号の先で川が東に曲がるのですが、その先は少し川沿いから道が離れます。とりあえず川と並走するように走ると、本日何度目かの17号に出ます」
シャール「道を渡らないようにと書いてありますね」
たちき「川の北から南を見ると、一枚目の写真のような看板があったので、橋を渡って川の右岸にある地下通路を目指します。二枚目が地下通路の様子です」
シャール「こんな道があったんですね」
たちき「僕も、大人になるまで知りませんでした。地下通路をくぐってこのまま右岸を走ると、三枚目のように街中の商店街の北を通ります。さらに少し先、なんと工事中で通れないから迂回しようと思いましたが……」
シャール「四枚目の写真ですね。対向から自転車が来ましたよね」
たちき「近くの警備員の方に聞いたら、車は通れないけど歩きと自転車はＯＫとのことで、作業してる方の邪魔にならないようにゆっくり走り抜けました」
シャール「なんの工事をしてたんですか？」
たちき「ベンチを増やしたり敷石を新しくしたりと、川沿いの遊歩道を新しく整備していたようです」
シャール「工事が終わったら、どんな道になったか見に行きたいですね」
たちき「行きましょう。工事区間を抜けると、五枚目の写真のように県道３号の諏訪橋があります。信号を渡ってさらに右岸を走ると、駅が見えてきました」
シャール「六枚目の写真ですね。ＪＲですか？」
たちき「いえ、上電です」
シャール「上信電鉄、略して上電でしたっけ」
たちき「いえ、上毛電鉄、略して上電です。高崎や富岡の方は上電といったら上信電鉄ですが、前橋や桐生の方には上電といえば上毛電鉄のようです。終点の中央前橋駅ですね。ちなみに七枚目の写真が駅の南から撮った車両です。ここからは川沿いに西へ行くのですが、川の南や北を通りつつ少し川から離れつつとわかりづらい道が続きました。そして問題のポイントが八枚目の写真です」
シャール「川が分岐してるんですか？」
たちき「みたいです。西に行く流れと南に行く流れがあります。広瀬川は多分西に行く川なんですが、じゃあ南はなんなんだとあえて南へ行くことにしました」
シャール「ほんとにあまのじゃくというか……広瀬川をひたすら走るんじゃなかったんですか」
たちき「臨機応変と言ってください。むしろ気になるのはここから南に行く川です」
シャール「川の名前が気になるんですか？」
たちき「名前も気になるし、どこまで行くのかも気になります。予想では広瀬川放水路とか、第二広瀬川とかですが」
シャール「そんな名前あります？」
たちき「すぐ近くに書いてありました。九枚目の写真です。奥に見えるのがさっきの分水堰です」
シャール「ほんとにすぐ近くですね。……端気川、とありますが。なんと読むんでしょう」
たちき「わかりません。普通なら『はしけ』ですけど『はしき』とか『はじき』もありえますよね。そういえば端気町(はけまち)という地名をどっかで見かけた気がします」
シャール「とりあえず、広瀬川ではないんですね」
たちき「ここからは端気川探索したいとこですが、走り始めが遅いのもあってもうすぐ日が沈むので、今日はここまでにして帰路に着きました。次回はこの川の探索の続きか、広瀬川を東へ行くか、もしくはまた別の川の探索か。いろいろ走りたいですね」
シャール「欲張らずに一つずつゆっくり探索したほうがいいんじゃないですか。というかサイクリングではなくて川探索が目的になってますよね」
たちき「徒歩や車では難しいですからね。川探索とサイクリングは相性がいいんだと思います」
シャール「それはそうかもしれませんが。そういえば、今回のサイクリングは随分たくさん写真撮りましたね」
たちき「シャールが前に言ったじゃないですか。サイクリング中に気になったとこは写真撮って紹介してもいいのでは……って。楽しかったですけど、写真撮るためにいちいち自転車停めて携帯電話出してだと、サイクリングしてる感がちょっと弱いですね」
シャール「なるほど。では次回は写真撮らずにひたすら走るサイクリングを久しぶりにしてみてはどうですか」
たちき「川探索もしたいですが、それもありですね。次回のサイクリングまでに考えておきます」
