シャールと雨の日14

たちき「今日は雨で、サイクリングもハイキングもマレットゴルフも行けませんでした」
シャール「一日家に閉じこもってたの? 雨の日はハイキングもマレットゴルフもできなくても、今日くらいの雨ならサイクリング行けたんじゃないかしら」
たちき「マイブームのサイクリングですが、少しの雨でも自転車に乗らないのが自分ルールです。とはいえ、今日はちょっと用事があったのでしかたなく車でお出かけしました。あの距離なら自転車で行きたいんですけどね」
シャール「その用事が終わったあとは?」
たちき「ふらっと近所のブックオフへ。そして気がついたらめっちゃ長時間いました。長居してしまいました」
シャール「何を読んでたの?」
たちき「目的なくあれこれ読んでたから特に話すことはありませんが……。あ、でもクイズを題材にしたとある漫画は面白かったです」
シャール「クイズ?」
たちき「この漫画を知ったのはずいぶん前なんですけど、いつの間にか完結してたんですね。最終巻の準決勝第三ステップは熱かったです」
シャール「なんの漫画かしら」
たちき「クイズとか昔から好きだし、子供の頃はクイズ番組とかよく見てたし、今からでもちょっとやりたいと思ってしまいます」
シャール「だからなんの漫画……」
たちき「途中の、アイドルとのクイズ対決のサドンデスも熱かったですよね。漫画読みながら手に汗にぎる展開で」
シャール「漫画読みながら手に汗はダメじゃないかしら」
たちき「いや、あくまで例えというか。漫画は汚してませんよ」
シャール「クイズって知識量というか、つまりはたくさんのお勉強が必要なのよね」
たちき「まあ嫌いではないですよ、お勉強。あとは、確定ポイントとかパラレルとか名数型とか問い読みとか、クイズならではのあれこれを知れて勉強になりました」
シャール「巻末のクイズとかは?」
たちき「ざっと答えて、正答率二割くらいでしょうか」
シャール「意外に低いのね。たちきならもっとできると思ってたわ」
たちき「自分でももう少しできると思ってましたけど、やはり普段から貪欲に知識吸収してないとだめみたいですね。これを機に雑学などの勉強でもしてみようかなとか思いました」
シャール「ところで結局作品名は……」
たちき「いつか気が向いたら」