シャール「その、思い出の女の子を意識して作った思い出のメガネはどうなったの？ 今でも使ってるとか」
たちき「さすがにそれは……あ、そうだ。去年の春頃にブログに載せた写真の使いまわしですけど、メガネの写真を一枚アップしますね」
シャール「これは……メガネ、壊れちゃったんだ。何をしたの？」
たちき「多分金属疲労で切れてしまったんです。が、順番に話すと、まずこれは思い出のメガネではありません」
シャール「思い出のメガネは？」
たちき「車で事故を起こして、その時の衝撃で壊れました」
シャール「ちょ、待っ……メガネが壊れるほどの衝撃って、どんな大事故なの。大丈夫だったの？」
たちき「事故といってもいわゆる自爆なので、相手に迷惑かけたわけじゃありません。しいて言えば、ガードレールを少し凹ませてしまいました。車は大破……いえ、中破しておなくなりに。エアバッグでメガネは壊れましたが、僕は擦り傷くらいで無事でした」
シャール「無事ならよかったけど、エアバッグが開くって結構な衝撃だよ」
たちき「まあ事故の詳細はともかく、車とメガネが壊れたのはショックでした」
シャール「じゃあそのあと買い替えたんだ」
たちき「買い替えたのが、この写真のメガネなんです。ちなみに、メガネ買ったお店に壊れたメガネ持っていって事情を話して、壊れたメガネと同じものまだありますかって聞いたらなんと」
シャール「まさかあったの？」
たちき「メガネを作った時のカルテ(？)みたいのがちゃんととってあって、前に買ったメガネの商品名だか型番だかを調べてもらったら、その店にはないけど近隣店舗に同じものがあるから取り寄せましょうかって言ってくれて」
シャール「あら、よかったじゃない」
たちき「だから、写真のメガネは思い出のメガネではないですけど、それと同じメガネということになります」
シャール「色も？」
たちき「もちろん色も。で、そのメガネ、つまり人生二つ目のメガネも写真の通り壊れてしまったので、今使ってるメガネが人生で三つ目のメガネになります」
シャール「さすがに同じメガネじゃないよね」
たちき「同じ店に行きましたけど、さすがになかったです。でも、色は今使ってるメガネのほうが気に入ってます」
シャール「緑？」
たちき「もちろん緑色です。ちなみに、前に買ったときのカルテ(？)みたいなのもまだ残ってました」
シャール「次に買うときもそのお店に行くの？」
たちき「行きたいんですけど、残念ながら移転統合してしまってその店はなくなってしまってます。移転先にカルテ(？)を持っていってくれてるのか……」
シャール「じゃあ次に買う時はその移転先の店舗かな」
たちき「その予定です」
