シャールと同人誌即売会7

たちき「こみパでは彩ちゃんが一番好きですが、次点としては千紗ちゃんが好きです。可愛く懐いて甘えてくれる年下ヒロイン、いいですよね」
シャール「最初はむしろ遠慮してるんじゃなかった?」
たちき「そうでした。だからパフェをごちそうしたり遊園地に連れていってだんだん心を開いてくれて」
シャール「まあ最初は印刷所の娘と客の関係だしね」
たちき「千紗ちゃんのような女の子を目当てに、家族経営の印刷所に原稿持ち込むブームがあったとかなかったとか」
シャール「まじ?」
たちき「いえ、僕の妄想ですけど。まあ気持ちはわかります」
シャール「わかっちゃうんだ……」
たちき「そんな千紗ちゃん、原稿を手伝ってくれたり売り子をしてくれたりもします」
シャール「あんな可愛い子に何をさせてるの。18禁マンガの手伝いとか売り子なんて……」
たちき「いやいやいや、こみっくパーティー18禁ゲームですけど、主人公が作中で描いてるマンガは多分全年齢…………のはず」
シャール「ほんとに?」
たちき「た、多分? ていうか千紗ちゃんはおうちの手伝いしてるんだから、持ち込まれる18禁原稿とかも見慣れてるのでは?」
シャール「……一理あるわね」
たちき「親が輪転機を回して千紗ちゃんは接客や雑務全般担当してるとしたら、ページ漏れがないかとか全ページチェックしますよね」
シャール「そういうのを未成年の子供にやらせる親もどうなの」
たちき「千紗ちゃんから、手伝いますって親に言ってるんじゃない? まあ僕の勝手な想像ですけど」
シャール「ほんとにいい子よね」
たちき「だから終盤のエピソード、攻略見るまでは解決法がわからなくて何度も千紗ちゃんとお別れしました」
シャール「某大手同人作家ちゃん様に電話しないとなんだっけ」
たちき「あれはわからなかったです。あのあたりで覚えてるのは……エビ反りハイジャンプとか」
シャール「なんの話?」
たちき「あ、またやってしまった。やっぱりこの話もスルーしてください。恥ずかしいので」
シャール「数日前の彩ちゃん直球勝負の時も似たようなこと言ってたけど、ほんとになんの話なの? こみっくパーティーに野球とか陸上要素があるの?」
たちき「すみませんすみません、まじでスルーしてくださいすみません」