シャールとパスタ5

たちき「昔は、基本的にコンビニはセブンイレブンしか使わなかったから、パスタサラダもセブンイレブンの商品から語ります。今は円形の容器ですけど、最初は違う形だったような覚えがあります。二回三回と形を変えて、何年か前からは今の形に落ち着いたんだったかな」
シャール「最初はどんな形だったんですか?」
たちき「ちょっと覚えてないんですよね。底は丸いけど上は四角だったかな? それとも直方体だったかな?」
シャール「ほんとに教えてないんですね」
たちき「お手軽で量もそこそこで、お値段は昔から税込み298円……だったんですが、最近は基本的に税別298円で、一部税別328円という商品も出てきてます」
シャール「メニューが変わったんですか?」
たちき「昔と変わったメニューもあるし、名前やソースが少し変わっただけで以前と同じメニューもあります。ぶっちゃけ、値上げですね。あのボリュームで税込み300円以内という手頃感がよかったのに、税別328円だと普通の定番パスタ、例えばミートソースとかナポリタンとあまり値差がないんですよね」
シャール「高いパスタサラダはどんな商品なんですか?」
たちき「高いパスタサラダは食べたことないのでわかりません。さっきお店で見たのはツナだったかな。以前見かけたバジルのはおいしそうでしたけど、見送りました」
シャール「まあ、中途半端に高い商品作るよりは税別298円均一のほうがわかりやすい気はしますよね」
たちき「値段ありきで商品開発すると量を減らすことになるから、それなら量を変えずに値段を上げようというのも、まあわからなくもないです。それでも需要があれば買う人はいるわけですし。ただ、別の例えですけどスナック菓子なんかは十年二十年前より容量がだんだん減ってお値段据え置きで、食べた人も『こんな少なかったっけ?』って違和感を感じることもあると聞きます」
シャール「パスタサラダは量を変えずに値段を上げたんですね」
たちき「それがいいか悪いかは別として。あの容器では、お弁当でよく使われる底上げ作戦ができませんからね。企業努力は大変なんだと思います」
シャール「セブンイレブン以外のパスタサラダはどうですか?」
たちき「ファミマのをごくごくたまに食べるくらいですね。普通のパスタはともかく、パスタサラダに関してはセブンイレブンほぼ一択なので、他のはわかりません」