シャールとファンタジー3

シャール「引き続き、ファンタジーの武器の話だ」
たちき「何について話しましょう」
シャール「そうだな。じゃあ、たちきが今までに書いたファンタジー作品に登場した武器というのはどうだ」
たちき「あ〜、それならえっと……初めて書いた作品のお話から。登場キャラが七人いて、あとから三人増えて10人になるんですけど、全員違う武器を持ってました」
シャール「全部紹介してみてくれ。10人もいれば、きっとバラエティあふれる奇抜な武器もあるだろう」
たちき「……期待に沿えなくて申し訳ないですけど、無難な武器しかないです。最初の七人がそれぞれ剣(ソード)・細剣(レイピア)・短剣(ナイフ)・弓(アロー)・斧(アックス)・鞭(ウィップ)・槍(スピア)で、あとから参戦の三人が鎌(サイス)・宝珠(オーブ)・杖(ワンド)」
シャール「ほんとに無難だな。特に最初の七つ」
たちき「中学生の頃考えた武器ですからね」
シャール「あとの三つは少し路線が変わった? 鎌は近接武器だとしても、宝珠に杖ってことは、もしかして魔法が絡んだお話だったとか」
たちき「その通りです。しかも、異世界召喚系のファンタジーで主人公は自分という、アイタタタ……な作品でした」
シャール「ま、まあ、創作者(クリエイター)なら誰しも通る道だろう。私は気にしないぞ」
たちき「ちなみにこの作品、大人になってからプチリニューアルして、一部武器が変わりました」
シャール「どのあたりが? 前半七人を奇抜な方向に変えたとか?」
たちき「いえ、後半三人のほうをまずは変えました。拳甲(ナックル)・宝珠(オーブ)・鎌(サイス)になって、さらに宝珠(オーブ)を別の楽器武器にしようか検討中です」
シャール「あまり変わったように思えないけど」
たちき「実は、各武器には属性も考えてあって、魔法の属性と連動してるんです。宝珠(オーブ)は音魔法」
シャール「なるほどな。それならオーブから楽器にしたいのも頷ける。鎌からナックルに変わったのは何か意味があるのか?」
たちき「ナックル使いは爆発系魔法なので、鎌にする意味がないかなって。杖は時魔法と連動させてたんですけど、もう少しかっこよく時の番人とか死に神みたいなイメージにしたくなって、むしろ時魔法こそ鎌だろうと」
シャール「お〜、なかなか考えたじゃないか」
たちき「さらに! それぞれの武器を『力(パワー)タイプ』『技(テクニカル)タイプ』と分けるために二つずつ考えました。つまり、単純に武器を二倍考えることに」
シャール「いきなり二倍!?」
たちき「例えば剣なら『大剣』『剣』にしたり、弓なら『銃弓(クロスボウ)』『弓』にしたりですね」
シャール「全部考えたのか?」
たちき「まだ一部悩んでます」