シャールとたちきのフェザーフォレスト広報局5

シャール「『主人公、僕』」
たちき「うん? どんなコーナーですか?」
シャール「毎回お題があって、自分が主人公ならこうする、というシチュエーションを想像しつつ、リスナーさんからはお題に沿った簡単なシナリオを送ってもらうコーナーです」
たちき「意味がわからないんですけど。例題あります?」
シャール「例題・叔母の遺言で転校することになった主人公の少年、学生生活で一度くらい転校もいいかなと受け入れたものの、転校先はまさかの女子校で主人公は女装して通うことに……。さて、主人公・つまり僕のとるべき行動とは? みたいなお題で、主人公の行動や言動を募集します」
たちき「そこまで聞いてやっとわかったけど、結局パクりコーナーじゃないですか」
シャール「たちきが昔、投稿していたコーナーよね。最近はメールしてないみたいだけど」
たちき「あのコーナー、どうしても長くなるんですよね。短くまとめるのが難しくて」
シャール「とは言ってもたちきの得意分野ですよね、物語創作」
たちき「まあそうですけど……お題にもよるかな。とりあえず、即却下はしないのでコーナー候補にしておきましょう」
シャール「次はこちら。『シャールとたちきのほくほくコント』」
たちき「僕、コントとかできないですよ? お笑いとか見ないし」
シャール「コントを送ってくるのはリスナーさんだから問題ありません。私たちはおたよりを読むだけです」
たちき「そうは言ってもさ」
シャール「あ、じゃあ試しに今、アドリブでショートコントしてみます?」
たちき「また無茶ぶりを……できないってば」
シャール「そう言わずコントに付き合ってよ。……えっと、なんでやねん!」
たちき「シャールがツッコミなの? いきなりそのセリフも意味わからないし」
シャール「なんでやねん!」
たちき「あ、そのツッコミだけで進めようとしてる。そんなのいまどきのコントとして認められないからね」
シャール「なんでやねん」
たちき「ほら、そろそろ苦しくなってきたでしょ。今日はもうやめとこうよ」
シャール「コントだけに、また今度ってこと?」
たちき「なんでやねん!」
二人「「どもー、ありがとうございました〜」」
たちき「って思わずのっちゃったよ。いきなり何をさせるのさ」
シャール「いえ、結構ノリノリでしたよ。じゃあこのコーナーは採用で」
たちき「勝手に決まってるし!?」
シャール「ちなみにこのコントのコーナーは、毎回ラジオの最後、提供で読まれるので、必ず『この番組はフェザーフォレストの提供でお送りしました』を入れてくださいね」
たちき「なんの宣伝ですか」
シャール「提供は重要でしょ」
たちき「重要だけど! このラジオ(?)には必要ないんじゃないかなと思います」
シャール「固定観念にとらわれちゃダメよ。常に新しいことを意識していく前向きさを持たないと!」
たちき「言ってることはわかるけど、だからってやってることがこれかと思うと……はあ」