シャールとTRPG3

たちき「種族・人間は全ステータスを2ダイスで決めたわけですが、僕の選んだエルフは確か、筋力が1ダイスだったか何かの値を1/2にしたんだったか忘れましたが力は弱めで、知力は1ダイス+6とかで賢さ高めな感じだったかと。ほんとうろ覚えですみません」
シャール「一般的なエルフのイメージね。あとは手先が器用で素早いとか」
たちき「僕の作ったキャラは運良く精神力(?)みたいな値はまあまあ高めで、でも他は軒並み低めステータスという魔法特化の奥手控えめキャラになってしまいました」
シャール「たちきの作ったキャラがわかったとこでTRPGとは何かってとこに話を戻すけど」
たちき「そうでした。今はソードワールドで例えてますが……どこまで話しましたっけ」
シャール「ゲームマスターが一人いて、複数のプレイヤー、たちき達の場合は6人で、ソードワールドの世界観でキャラを作り終えたとこまで」
たちき「各自キャラを作ったらいよいよゲーム開始です。ゲームマスターが用意してきたシナリオを、プレイヤーが力を合わせて攻略していきます」
シャール「具体的には?」
たちき「プレイヤーがすでに知り合ってパーティを組んでる設定だったり、みんなが出会うとこからだったりしますが、僕達の時はスタート時すでに6人で冒険をしていて、とある町の宿屋の一階でまったりしてる時に依頼人がきて……という始まり方でした」
シャール「ギルドを通さない依頼、怪しいわね」
たちき「そこはスルーしましょうよ。その依頼受けないとゲームが始まらないんで(笑)。で、とあるダンジョンに向かうわけです」
シャール「ダンジョンのマップもゲームマスターが作っておくのよね?」
たちき「既存のを流用もできますけど、ゲームマスターのこだわり次第ですね。ただし、ダンジョンマップはプレイヤーに明かされません。プレイヤーが自分達で通った道や曲がったとこを紙に書いておく必要があります。これをマッピングといいます」
シャール「なるほど。だから紙と鉛筆が必要なのね」
たちき「プレイヤーが初心者ばかりなら、キャラが歩いたとこをゲームマスターが描いてくれる場合もありますけど、やっぱりプレイヤーが書いたほうが冒険らしくていいですよね。しかし、ダンジョンには罠(トラップ)があるのです」
シャール「宝箱を開けたらモンスターだったり、急に足元が崩れて階下に落下したり?」
たちき「それはRPGあるあるですよね。その場合モンスターは倒せばいいですけど、普通に考えて階下に落ちたら大怪我じゃ済まないですよね」
シャール「全滅したらセーブとロードで……」
たちき「TRPGは基本的にセーブもロードもありません」