シャールとTRPG4

シャール「まじ? RPGなのに? じゃあ全滅したらどうするのよ」
たちき「全滅しないように頑張るのが第一ですね」
シャール「でも罠にかかって、全員やられちゃうこともあるんじゃ?」
たちき「そうならないように罠を感知しつつ、さらに罠を解除するのです」
シャール「どうやって?」
たちき「パーティメンバーにシーフや盗賊、レンジャーなどの職業のキャラがいると、ダンジョン探索中にキュピーンと直感が働くわけです」
シャール「どういうことよ」
たちき「簡単に言うと、ダンジョン内の通路を歩いてる時にゲームマスターが、『罠の気配が……』と臭わせてくれるので、スキル持ちが罠を感知&解除するのです」
シャール「どうやって?」
たちき「ここでまた、サイコロ……いえ、ダイスの出番です。2ダイス振って例えば、合計8以上が出たら罠解除、スキル持ちなら補正が入って6以上で成功とか。だからキャラ作成のステータスも重要なのですが、TRPGでは様々な数値がダイスに左右されます」
シャール「運の要素もだいぶあるのね」
たちき「2ダイスの場合は、6ゾロが出るとクリティカルで無条件成功、逆に1ゾロが出てしまうと無条件失敗、通称ファンブルとなります」
シャール「シーフ職、大変そうね」
たちき「だからゲームマスターには、まあパーティが全滅しないような難易度でゲーム作って欲しいですね」
シャール「で、依頼を受けて罠を解除しながらダンジョン探索して、となるともちろん……」
たちき「敵やモンスターやボスとの戦闘があります」
シャール「やっぱりそうなんだ。魔法とかは?」
たちき「ルールブック見たり経験者に聞いたりしながらなんとかしました。シェイドという魔法で相手の精神にダメージを与えて昏倒させたのを覚えてます。あと精霊を一体だけ連れていけるとかあったような? うろ覚えですが」
シャール「魔法はいいとして、物理攻撃はやっぱりダイス使うの?」
たちき「もちろんです。6ゾロのクリティカルや1ゾロのファンブルもありますが、重要なのはまず武器を扱うためのステータス。筋力はもちろんとして、攻撃を当てるための命中力も必要になるし、武器の特性を考慮してどんな武器を選ぶかも大事です」
シャール「ソードワールドというタイトルのTRPGなら、ソード、つまり剣でいいのでは?」
たちき「そこはまあパーティ内でバランスとりましょうよ。6人全員剣士というわけにもいかないし」
シャール「たちきの初プレイの時のパーティは?」
たちき「詳細は覚えてないですけど、斧装備のパワーファイター、剣装備の剣士、ナイフ装備のシーフ、メイス装備のプリースト、弓矢装備の……レンジャー(?)、僕はシャーマンだったかな。バランスは良かったですよ」