シャールと創作活動51

シャール「課題曲や練習曲みたいな、作中みんなが必ず歌わないといけないような曲を作っておくとかどうですか?」
たちき「作中に練習曲はあります。数曲といわず、数十曲はあるという設定で。課題曲は考えたことなかったですが、それはいい考えですね。いかに曲の通りに歌えるか、もしくはアレンジ力を試すかとかを競ったり」
シャール「たちきは音楽バトルものを書きたいと言ってましたけど、無理にバトルや競う要素を入れなくてもいいんじゃないですか?」
たちき「根本的な設定部分を変えようとしてきましたね。バトル要素を抜いたら、音楽魔法をテーマにした普通の学園ファンタジーになっちゃいますよ」
シャール「群像劇の恋愛をメインにするんです。バトルを入れるにしてもそっちはオマケ要素くらいにしておいて、まずは人間関係と世界観をしっかり決定させて、メインストーリーを先に進行させるのです。バトル要素を入れたくなったら、いつかリメイク版として書き直せばいいので、まずはバトル要素なし版として書いてみるのはどうです?」
たちき「……なんか、すごい現実的かつ魅力的な案ですね。正直、バトル部分で筆が止まってるので、そこをはしょって良ければ意外にさくさく書けそうな気がしてきました」
シャール「そうでしょう、そうでしょう!」
たちき「それなら第一章も、だいたいあらすじできてますし、第二章も多分いけます。第三章の過去編と第四章の再び現在編はちょっと人間関係決めきれてないからまだ練り直しが必要ですが、バトルを省けば……」
シャール「メインキャラ以外にスポットを当てた短編をサクッと書いてみたりはどうですか?」
たちき「なんか今日のシャールさん、今までになくいろいろぶっこんできますね」
シャール「たちきの得意技ですよね。本編後回しのスピンオフ先行執筆」
たちき「確かにやりがちですけど」
シャール「そうすれば本編前にいろいろ不備のあるとこが見つかるかもですし、その部分を修正しながら本編に反映させてみては」
たちき「……スピンオフの短編ですか」