シャールと佰物語・避難訓練

たちき「避難訓練ていえば、僕の世代は『おかし』だったけど」
シャール「おさない・かけない・しゃべらない、の頭文字よね」
たちき「今調べたら、最近は『おかしも』『おかしもち』にパワーアップしてるみんだって」
シャール「『も』はもどらない、『ち』はちかづかない、みたいね。私も知らなかったわ」
たちき「昔は地震や火事が身近じゃなかったから、正直めんどくさい行事だなとか思ってたけど、大震災のあととかだと危機意識とか変わったのかもね。学校も子供も」
シャール「あとはその意識が薄れないように持続継続させるのが大事なんじゃないかしら」
たちき「そうだよね。いざというときにきちんとした経路、手順、段階で素早く安全に避難するための訓練、重要だと思います」
シャール「ちなみに一応聞いておくけど、避難訓練のエピソードは何かある?」
たちき「エピソードっていうか、上履きのまま校庭に出るあのなんとも言えない感情をなんと名付けたらいいのか」
シャール「空を飛べばいいじゃない」
たちき「シャールみたいに、みんな飛べるわけじゃないから。普通飛べないから。妖精を基準にしないで」
シャール「そして点呼をとったら一人足りない……。避難訓練が大事件に」
たちき「怖い怖い、そんなオカルトありえません」