シャールと佰物語・ゴールデンウィーク

たちき「ゴールデンウィークって言っても、学生は5月1日や5月2日の平日は学校があるわけだから、連休で嬉しいとかあんまり思わなかったような気がする」
シャール「そうね。社会に出てから、会社によってはそのあたりで10連休、みたいなとこがあるかもだけど、学校は休みにならないわけよね」
たちき「連休があれば旅行とか行きやすいって言っても、家庭環境とかによるだろうし」
シャール「たちきはゴールデンウィークに遊んだ経験はあるの?」
たちき「正直、あんまり覚えてない。むしろ、社会人になってからのほうがいろいろ満喫してる気がする。ドライブしたり、コミティア行ったり、コミティア前に修羅場ったり」
シャール「コミティア、懐かしい単語ね。たちきの口からそれを聞いたのは……六年ぶりくらい?」
たちき「それはさておき」
シャール「ごまかしたわね。じゃあゴールデンウィークの思い出じゃなくて、こんなゴールデンウィークが良かった、ならどう?」
たちき「うーん、気の合う仲間と旅行したり。彼女とお泊りデートしたり。義理の妹と秘密のドライブしたり」
シャール「ごめん、希望語りとはいえ、もう少し地に足の付いた内容にしてくれない?」
たちき「どういう意味ですか。二番目三番目はともかく、一番目は普通の提案でしょ!」
シャール「まあ、たちきがそれでいいなら、私はいいんだけどね」
たちき「だからどういう意味!? ねえ、ちょっと!」