シャールと同人誌即売会

シャール「ついにその話をするんだね」
たちき「まあいつかは語らなきゃって思ってたしね。僕という個人を語るには外せないお題かなって」
シャール「長くなりそうなテーマだけど、そもそもどのあたりから語るのかな。初参加の思い出? それとも即売会を知ったきっかけ?」
たちき「どうしようか。むしろ何から語ればいいと思う?」
シャール「わたし的には、即売会を知ったきっかけから聞きたいかな」
たちき「じゃあそれでいきましょう」
シャール「なにで知ったの、即売会」
たちき「多分、16歳の頃に読んでた小説かな。作中のキャラの一人がオタクで趣味で漫画(BL)を描いていて年末に大きなイベントがあるって他のキャラに話してて他のキャラ(非オタ)はなんだなんだと某ビッグサイトに出かけて『なんでみんな来てるのよ。ちょ、私の本、読まないで!』みたいな展開があって……」
シャール「この場合のイベントっていうのが即売会、つまり同人誌即売会のことだよね」
たちき「今は公式さんやメーカーさんも多数参加してるし、同人誌、つまり二次創作本だけじゃなくていろいろなモノを売ったりしてるから、むしろ同人誌即売会っていうのは今は死語なのかもね」
シャール「その頃のたちきは、行こうとは思わなかったの、即売会」
たちき「今も昔も人混みが苦手なんです。だから某ビッグサイトで年二回行われるという某イベントは、人から聞けば聞くほど行くのは無理かなって。友人達は行っていたみたいだけど」
シャール「東京まで行くのも大変だしね」
たちき「そうそう。昔は電車も苦手だったし」
シャール「じゃあコミケに参加したことはないんだ」
たちき「ないです」
シャール「となると、同人誌即売会についての話が進まなくない? 先に聞いとくけど、即売会の参加経験はあるんだよね?」
たちき「一般参加とサークル参加合わせて、約9年くらいは参加してたよ」
シャール「コミケで感動的な本に出会って自分も作りたくなった、とかコミケきっかけじゃないとすると、たちきのサークル参加にどう話が繋がるのかな」
たちき「ではここで、僕の人生を変えたと言っても過言ではない、とあるゲームの話に移ります」
シャール「ゲーム? いやゲームじゃなくて同人誌即売会の話を聞きたいんだけど」
たちき「今から話すゲームは、同人誌即売会を題材にしたゲームです」
シャール「それって……」
たちき「そう、それこそがこみっくパーティー。略して、こみパ!」