シャールとマクドナルド

たちき「今日もマクドナルドでドライブスルーしてきました」
シャール「三日前に行ったばかりやないの」
たちき「ほんとに。その時は数ヶ月ぶりでしたけど、今回は一ヶ月どころか一週間あけずに食べてます。おいしかったです」
シャール「で、なんで急にマクドナルドトークなん?」
たちき「最近はあんまり行ってないけど昔から好きだったし、ちょっと語ってみようかなと」
シャール「じゃあ質問な。何から聞こか……。初めてのマクドナルドの思い出か、一番好きなメニューか。せや、マクドナルドを略したら?」
たちき「マクドでしょう?」
シャール「とまあたちきの出身がわかったとこで、じゃ初めてのマクドの思い出は?」
たちき「正直覚えてないです。小学校の時だと思うんですけど、記憶にあるのは母親に連れてってもらった二回のみ。しかも母が食育(?)を考えたのか、ハンバーガーじゃなくて魚のバーガーを注文して、魚介類苦手な僕としてはほとんど食べられなかった思い出が」
シャール「あらら。たちきの好き嫌いも大変やんな〜」
たちき「そもそも田舎だから、地元にマクドナルド一軒しかなかったし、当時。しかも微妙に家から遠い場所で」
シャール「ほな小学校以降は?」
たちき「……うーん、覚えてないんですよね。多分中学校では行ってない、はず。高校では数回行った覚えがあるくらい」
シャール「何を食べたとかは覚えてるん?」
たちき「覚えてないですけど、マクドナルドに行ったらこれ! ってくらい、食べるものが決まってたから多分アレかな」
シャール「なんなん?」
たちき「ダブルチーズバーガー、略してダブチですね。シンプルながら、あれはほんとにおいしいです。ボリュームもありますし」
シャール「人気メニューやんな〜。じゃ、いつから今みたいにマクド好きになったん?」
たちき「大学かな。大学の近くにマクドナルドがあって、たまに利用するようになった。ていっても月に一回とか二回とか、多くても三回とか」
シャール「週に一回二回通っとったわけやないんやね」
たちき「一人暮らしじゃなくて、大学へは自宅からの通学だったから。一人暮らししてたらもっと通ってたかも? わかんないですけど」
シャール「マクドへは一人で行ってたん?」
たちき「いや、あの頃は今と違って一人でお店に入るとかできなかったかな。それなら帰ってたし。マクドナルドへは数人で行っておしゃべりしながら過ごすのが当たり前でしたね」
シャール「たちきにもそんな時代があったんやな」
たちき「一人マックするようになったのはだいぶあとになってからですね」