シャールとみんなのうた・一円玉の旅がらす

たちき「まず疑問なんだけどさ」
シャール「なにかな」
たちき「一円玉はわかるとして、旅がらすってなんなんだろうね。旅をするカラス?」
シャール「えっと、調べてみたら……そういうお菓子があるみたい。クリームをサンドした洋菓子っぽいおせんべい、みたいな感じかな」
たちき「なにそれ、想像つかないんだけど」
シャール「写真見る? こんな感じ」
たちき「(写真を見つつ)へー。結構おいしそう」
シャール「群馬の銘菓なんだって」
たちき「群馬ってどこだっけ。東北?」
シャール「それ、群馬の人に怒られる間違えかただよ」
たちき「で、旅がらすっていうのがお菓子だとして、からすは関係ないと?」
シャール「お菓子抜きで調べると、定住地がなくて旅暮らしをする人のことを旅がらすって言ったりするみたいだね」
たちき「なぜそれが群馬銘菓の名前なのか……。群馬といったら鶴のイメージだけど」
シャール「なんで群馬の場所を知らないのにそんなマニアックな話だけ知ってるの。ていうかお菓子の話から離れて、そろそろ歌の話をしようよ」
たちき「はっ、もしかして一円玉と旅がらすの見た目が似ているから……」
シャール「似てるかな」
たちき「薄くて丸いところとか。あ、だからこの曲名に?」
シャール「絶対違うと思うけど」
たちき「全体的に演歌調ですよね」
シャール「そうだね。それは私もそう思う。こぶしをきかせて歌ったり」
たちき「かっこよく歌うのは難しそうです。さて歌詞なんですけど……擬人化ってわけじゃないけど、だいぶ謎な歌詞ですよね」
シャール「どのあたりが?」
たちき「一人ぼっちとか出世(?)して十円百円になるのかなとかはなんとなくわかるけど、恋をして夢があって子守唄で、さらに生まれ故郷に母がいるってのは意味がわからないかな。子供心は……っていうか、今、あらためて歌詞を見ても謎です」
シャール「今までの歌みたいに、たちき流の解釈でいいけど……思いつかない?」
たちき「ちょっとわかんないですね。僕の感性では作詞した人の心情は汲み取れませんでした。共感できそうなとことしては、一人旅は僕も好きです」
シャール「そこ共感しちゃうんだ。恋をしたいとかじゃないんだ」
たちき「気ままな一人旅、いいですよ。風に吹かれて行く先を変更しても問題ないし」
シャール「もう完全に話が逸れてるから、明日の曲紹介でいいよ」
たちき「じゃあ、ふと思い出した一曲。『さとうきび畑』で」
シャール「珍しく重いテーマの曲だね。選ばないと思ってた」
たちき「え?」
シャール「え?」