シャールとRPG95

シャール「どういうことですか? 二つのパーティを有効活用しないでメインパーティだけでクリアしたとか?」
たちき「いえ、残念ながら普通に未クリアです」
シャール「RPGあるあるの、ラスボス前セーブで止まってるとか?」
たちき「いえ、途中までしかやってなかったような……」
シャール「ダンジョン踏破率は?」
たちき「うろ覚えですが、30〜40の間、確か37%とかだったかも?」
シャール「三分の一超えたくらいじゃないですか」
たちき「RPGあるあるというわけではないですけど、楽しむためのゲームで単純作業になってしまうのはよくないと思うんです」
シャール「ととモノ。2もそうだったんですか?」
たちき「そんなことはなかったと言いたいのですが、そのあたりもうろ覚えで(汗)」
シャール「じゃあどんなことなら覚えてるんですか? ここまでの話だと、パーティを2つ作ったことしかわからないのですけど」
たちき「……正確には、3つめのパーティも作った、はず」
シャール「はあ? なんのためにですか?」
たちき「これはゲームの仕様なのですが、パーティ間のアイテムは共通というか共有というか、プレイヤーが管理しているといいますか」
シャール「つまり、探索パーティの他に学園待機のアイテム調達パーティを作った?」
たちき「そういうことです。具体的には、第一パーティがメイン探索、第二パーティは第一パーティの予備兼ちょっと探索、第三パーティは学園待機って感じだったかと」
シャール「そんなにパーティ作ってうまくいきましたか? 役割を分けたことで逆に効率が落ちるのでは……」
たちき「まあそういうことですね。計18人をうまく回しきれなくて結果的に未クリアという」
シャール「本末転倒ですね」
たちき「キャラを作ってる時が一番楽しかったかもです」
シャール「第三パーティのメンバーは?」
たちき「それが、残念なことにメモが残ってないんです。ゲームやり直せばわかりますけど……」
シャール「方向性も覚えてないんですか? キャラメイクに力を入れてたのに?」
たちき「多分ですけど、男一人はメロンという名前で、あとはノームの女の子入れたりとか、第一第二パーティでまだ作ってない種族の女の子入れたりとかじゃないですか。昔の自分の思考を推測すると」
シャール「冒険に行かないと決まってるパーティなら相性関係ないですからね」
たちき「ちなみに最初から何人か生徒は登録されているので、そのキャラでプレイすることも可能です。友人はキャラ作らないで既存キャラだけでクリアしたと言ってました。個人的には、ゲームのOPを歌っていたスフィアという声優ユニットの演じる女の子達が仲間になったら嬉しかったんですけどね」