シャールとRPG39

シャール「では、アルトネリコはどんなRPGですか?」
たちき「公式のキャッチコピーは『ムスメ調合RPG』です」
シャール「……私の聞き間違いでしょうか。もう一回言ってもらっていいですか?」
たちき「だから、ムスメを調合するRPGなんですよ」
シャール「意味がわからないのですが」
たちき「大丈夫です。僕も初めて聞いた時は意味がわかりませんでした。この場合のムスメというのはヒロインのことで、調合というかだんだんヒロインを成長させていくお話ですね」
シャール「プリンセスメーカーみたいな感じですか?」
たちき「違いますね。というかむしろその例えがわからないですよ」
シャール「でもムスメと調合という単語からだと、若干いかがわしさが伝わってくるのですが。実は18禁ゲームとか」
たちき「違いますよ。健全なPS2用ゲームです。ただ、ヒロインに太くて固いとあるモノを刺し入れたりヒロインの中に入ったりする必要があるので……」
シャール「やっぱり18禁ゲームじゃないですか」
たちき「違いますってば。CEROだって、DでもCでもなくBですから。ごくごく健全なRPGですよ」
シャール「強調するのが余計に不安なんですけど。ではキャッチコピーではなくて、ゲームの内容をひとことで表すとどうなりますか? たちきの解釈で」
たちき「ざっくりひとことだと……三つの塔の物語じゃないですか」
シャール「三つの塔を攻略していくRPGなんですか? それとも……作品の舞台が塔、とか?」
たちき「鋭いですね。後者が正解です。今回はキャラクターや戦闘システムの前に世界観のお話をしますが、このゲームの世界では大地というか惑星というか、世界が住めなくなって空に三つの塔と少しの大地を浮かべて、そこで暮らしている人々による物語となります。アルトネリコ1はそのうちの一つの塔でのお話です」
シャール「ということは、アルトネリコ2や3は、他の塔のお話なんですか?」
たちき「そうなります。まあ3はちょっと(中略)ですけど、今は1と2のお話から」
シャール「塔が舞台ということは、低階層や高階層とか住んでる場所による格差があったりしそうですけど」
たちき「そのあたりはよく覚えてないです……。とりあえず主人公のライナーはかなり上層階にいて、プレイ開始してすぐに塔がウイルスに襲われ、塔の管理者の指令で脱出し、下層に飛空艇が墜落するとこから物語が動き出します」
シャール「なかなかインパクトのある始まりですね」
たちき「手に汗握る展開でしたよ」
シャール「ちなみに、そのウイルスというのが敵なんですか?」
たちき「それも説明が難しいんですが、塔はそれ自体がとあるサーバーになっていて、それをハッキングしようとする敵がいるのです」
シャール「サーバーにハッキングにウイルスって。まるでコンピュータ用語のようですね」
たちき「他にもダウンロードやインストールという単語も出てきますが、詳細はのちほど」