シャールと創作活動52

シャール「例えば、主人公たちの通う学園の他の生徒のとある一日をクローズアップするとか。例えば、学園内の行事に参加する生徒達の様子を書いたりとか。どうでしょう」
たちき「なるほど」
シャール「もしくは、学園に通うとある生徒の悩みと、それを解決するような出会いや出来事とかどうでしょう」
たちき「悩みを解決といっても……」
シャール「小さい頃から歌が好きで周りに褒められながら育った少女、しかし学園に入り井の中の蛙だったことに気付き歌うことが怖くなった少女はもう一つ得意だったバイオリン演奏者へと転向したものの、しかしやはり歌うこともあきらめきれない。少女はある日、街角のミニステージで一人の女の子と出会う。着ている衣服からして異国の雰囲気を纏うその子は自らを謎の来訪者と名乗り、この世界の歌を知りたいと告げ……」
たちき「ストップストップ、なんでもうそこまでできてるの。それもうシャールが書けばよくない?」
シャール「そんなあらすじまでは私が考えておいたので、あとはたちきにおまかせします」
たちき「ぶん投げすぎじゃないですか」
シャール「短編におさまるくらいの分量でいいですよ?」
たちき「簡単に言うけどさ」
シャール「ちなみに、あらすじの後半に出てきた異国の少女っていうのは」
たちき「なんとなくわかりました。僕のオリジナルキャラじゃなくて、世間的に有名なあのキャラをゲスト出演させるんですね」
シャール「その通りです。人気キャラとコラボすることで、客層を増やす計画です」
たちき「さすがにあざとすぎませんか?」
シャール「でも、もともとそのつもりでキャラ設定してましたよね?」
たちき「ぎくぎく。なぜばれてるのか。あれ、だいぶ前の記事のはずですけど」
シャール「あとでコピペしときますね」
たちき「……まあいいでしょう。ではそのキャラを登場させつつ、曲も有名どころをお借りしつつ、ちょっとお話組み立ててみます」
シャール「来週の連休の宿題ですね」
たちき「……努力はしてみますが、期待はしないでください」