シャールとアナログゲーム12

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たちき「はい、そんなわけで初対戦の結果、僕の緑マイナス15と青マイナス23で計マイナス38、シャールが赤マイナス24と黄色マイナス28で計マイナス56、圧倒的にたちき勝利です」
シャール「嘘よ、いかさまよ! ずるしたでしょ! この私が負けるなんて!」
たちき「このゲームでいかさまってむしろどうやるのかと……。ここであらためてこのブロックスの遊び方ですが、手持ちのピースを自分の隅から置いていって、なるべく多く配置した人が勝ち。置けなかったピースのマス目がマイナス点になります。……ていうかシャール、黄色の5マスピースを余らせすぎでしょ。4つも置けないって」
シャール「たちきが邪魔したからじゃない!」
たちき「だってそういうゲームだし。自分の陣地を取るためには、相手に置かせないように自分のピース置かないと。だから序盤のうちに大きいピースは置いちゃうのがセオリーその1です」
シャール「それにしたって私が置こうとした先を全部潰すことないじゃない」
たちき「うん、ちょっとやりすぎたかなって反省してます、僕の緑。でもさ、シャールの赤だって結構えぐいことやってるからね。途中までいい感じに伸びた僕の青が、5マスの縦長ピースで完封されたからね」
シャール「赤と青だけなら1マス差だし、あとちょっとで追い越せたのに悔しい!」
たちき「僕の青の失敗は、試しに真ん中じゃなくて壁沿いに伸ばしてみたらどうかなって思ってやってみたんだけど、これはダメということがわかりました。もう一度ルール説明に戻りますが、ピースを置くときは、自分のピースの角と角をくっつけるようにしか置けません。辺で繋がるような置き方は不可です」
シャール「違う色なら辺でくっついて置いてもいいから、つまりはいかにして相手のピースとピースの間に潜り込むか、または潜りこませないかの、置き方の先読みと駆け引きが必要なのね」
たちき「だから、まず最初は真ん中に向けて陣地を伸ばすのがセオリーその2ですね。あと、個人的に気付いたこととしては、なぜか残りやすい4マスの四角ピースは早めに処理したほうがいいかなって思った」
シャール「ほんとね。今回も4色中3色でそのピース使えてないわね」
たちき「5マスの凹型ピースも余りやすいし、角の少ないピースが使いづらいんだと思う、多分」
シャール「ていうか、今説明書見たら、二人の場合は2色を対角でってあるけど」
たちき「あ、ほんとだ。じゃあ今のは練習ってことで、今度こそ本番ね」
シャール「次は絶対負けないから!」
たちき「でも今日はもうこんな時間だから、続きはまた明日」
シャール「勝ち逃げずるい!」