シャールと知育・ピアノ2

シャール「それはさておき、ピアノを習うとなると家にもあったほうがいいからちょっとハードル高いのよね」
たちき「ですね。キーボードでも運指(うんし)の練習はできるけど、足のペダルがないとピアノを弾いてるって感じがしないしね」
シャール「でも小さいうちはペダルに足が届かないんじゃない?」
たちき「そういえばそっか。どうやって教えてるんだろ。最初はペダル使わないのかな。よく知らないけど」
シャール「たちきはピアノ弾けるんだっけ?」
たちき「弾けませんよ。まあ練習すれば、左手はコード進行のみ、右手はメロディーラインのみ、くらいならできなくもないけど。曲次第かな」
シャール「それくらいできるってことは、興味はあるってことよね」
たちき「ですね。今からでもピアノ教室に通おうかなどうしようかなってたまに思うくらいには、ピアノ弾きたいです」
シャール「子供の頃からやってるのと、大人になってからやるのってやっぱり違うのかな」
たちき「それはまあ……ピアノに限らず、じゃない?」
シャール「普段からピアノに触れてないと興味も沸かないでしょうし、やっぱり親がやってたり家にピアノがあったりすると、子供の意欲にも影響しやすいのかもしれないわね」
たちき「ですね。うちの実家にはピアノなかったし」
シャール「たちきの部屋にキーボードが眠ってなかった? 次にあの子たちが来るのに合わせて実家に移動しちゃえば?」
たちき「いや〜、まだ早いでしょ。教える人がいないと楽器じゃなくてただ音の出るおもちゃになっちゃうし」
シャール「でも早いうちからじゃないと。興味持つのが遅くなったり、他の習い事に興味持ったりしちゃうんじゃない?」
たちき「まあ確かに。じゃあ妹に聞いてみようかな」