シャールと佰物語・恋愛

たちき「シャール、恋について語ろうか」
シャール「イヤです」
たちき「とまあお約束のやり取りから始まった本日のお題、長くなりますよ。たちき君の学生時代の恋愛について語っちゃいますよ〜」
シャール「イヤです」
たちき「なんでさ。語らせてよ。数々の恋愛を経験してきた僕の甘く切ない体験談を!」
シャール「数々の体験ていっても、全部片思いっていうオチでしょ?」
たちき「ぎくっΣ( ̄○ ̄;) な、何を根拠に……」
シャール「たちきの佰物語をここまで聞いた結果、わかったのは、小学校6年間同じクラスだった女の子がいること。あと中学校で隣の席になった可愛い女の子が気になっていたこと。小三と小五で気になっていた女の子が転校しちゃったこと。あってるわよね?」
たちき「あ、あってるけど」
シャール「他にもあるなら聞くけど」
たちき「えっと、中学で同じ部活だった可愛い女の子と高校の塾で再会して少しおしゃべりしたけどそれっきりだったり、小学校で転校しちゃった可愛い女の子……あ、さっきシャールが言った小三小五の子とは違う子なんだけど、その子と中一の時に部活の大会会場で再会したのに一言も喋れないまま三年経っちゃたりとか」
シャール「ヘタレにもほどがあるわね。それで恋について語ろうなんて、恋愛をなめてるんじゃない?」
たちき「そ、そこまで言わなくても。なんか今日のシャール、機嫌悪くない?」
シャール「……別に」
たちき「いや絶対なんか怒ってるでしょ。わかったよ、今からなんかスイーツ買ってくるから機嫌直して! 行ってきます!」
(SE:走り去る音)
シャール「(ボソッ)たちきはわたしのことだけ見てればいいんだから。バカ」