シャールと佰物語・学問

シャール「なんか急に漠然としたテーマね。学問て」
たちき「そうだね。普段使わない単語かも」
シャール「どういう意味なのかしら。学びながら問う、なの? 学んだり問いたりする、なの?」
たちき「僕に聞かれてもわからないけど、勉強よりは学問のほうがかっこいい単語かも。かっこいいっていうかそれっぽいっていうか」
シャール「確かに、ちゃんと勉強してるの? って聞くより、ちゃんと学問してるの? って聞いたほうが高尚な感じするかも」
たちき「でも、やっぱりそういう使い方はしないわけで、学問て単語自体にもっと深い意味があるのかもね」
シャール「じゃあ今日はこれから学問ていう言葉を説き明かしていくわよ」
たちき「え、今から? それはちょっと」
シャール「なんでよ。知らないことを探求していくの楽しいでしょ。そういうの好きでしょ」
たちき「好きだけど、最近はやる気スイッチが入らなくて。何事にも」
シャール「学ぶことも問うこともしなくなったら、堕落の一途まっしぐらよ?」
たちき「ぐさっ。ちょ、ちょっと前向きに考えときます」