たちき「その次は化物語の二次創作を作ろうとして……」
シャール「して?」
たちき「2ページ書いて、あきらめました」
シャール「あきらめたって、どういうことよ」
たちき「阿良々木君以外の初期メンバーというか、メインの女子5人の座談会的なていで書いていたんだけど。ちなみに小説ではなくてブックラジオ形式」
シャール「つまり、化物語の副読本みたいな感じになる予定だったの?」
たちき「そうです。が、あのキャラもこのキャラも喋らせるの難かし過ぎなんですけど。アクが強いというか個性的すぎるというか」
シャール「それは……そうかもしれないわね」
たちき「ひたぎさんの自己紹介から始まって駿河とボケ始めて暴走しだして、ばさ姉が『私一人じゃツッコミ要員足りない』って言い出して、もうの一人ツッコミ担当はまだ来なくて……という、書けば書くほど収拾がつかないつかない」
シャール「楽しそうに書いてたけど」
たちき「楽しかったですよ。キャラが勝手に喋ってく感じ、好きなんで。でもオリジナルならともかく、二次創作の場合はある程度キャラにそった会話が必要でしょう」
シャール「そういうのを気にしないで作る二次創作もあると思うけど」
たちき「僕は気にする派です。なるべく原作の雰囲気を壊さない二次創作をしたいので」
シャール「なら言わせてもらうけど、化物語の原作って、戦場ヶ原さんと千石ちゃん、あのシーンまで喋ってないし会ったこともないのよ。たちきが書こうとしてた五人の座談会って……」
たちき「あ、そこはちゃんと考えて、五人同時に登場する予定はありませんでした。最初はひたぎさん、駿河、羽川さんが喋っていて、どこかのタイミングでひたぎと駿河が一旦はけて、代わりにまよいが登場したり撫子が登場したり。撫子と会うのは駿河かつばさだけだし、まよいと喋れるのもつばさだけだし、そのあたりは考えてましたが……」
シャール「余計に難易度上がってない?」
たちき「そういうことです。だから僕にしては珍しく、脳内プロットすら完成しなかったです。とりあえず書き始めたけど、上に書いた通り2ページで挫折……手強い作品でした」
シャール「しかたないとは言わないけど、二次創作にするのに難しそうな作品なのは納得したわ」