シャールとアナログゲーム9

シャール「さてさて、今度こそアナログゲームについては一段落かしら」
たちき「個別のゲームについて語るのはまあ」
シャール「そういう言い方をするってことは、まだ何かあるのね?」
たちき「実は、最近ボードゲームとかが世間でプチブームになって、おもちゃ屋さんが繁盛してるって話を小耳に挟んだんだけど」
シャール「そうらしいわね。私もそういう話を聞いたわ」
たちき「なんでかなって思ったんだけど、まさかの……」
シャール「そうね。家から出られない子供達のために、親が買い与えているのかしら。スイッチも手に入りにくいらしいし、ここにきて非電源系ゲームに脚光があたるとはびっくりね」
たちき「……え、放課後さいころ倶楽部が大人気になったからアナログゲームも売れ始めたんじゃないの?」
シャール「そうだったら関係者大歓喜だけど、どこから仕入れた情報なのよ」
たちき「いや、僕の願望ですけど」
シャール「あのね……」
たちき「だから、おもちゃ売り場にあったブロックスを買おうかと思ったけど最後の一つだったから、これをもし僕が今買ってもどうせすぐにやるわけじゃないし……。だったら今必要としてる人に譲ろうかなって思って買わなかったです。いつか、アナログゲームをプレイする時に買います」
シャール「え、それじゃずっと買えないじゃない」
たちき「ひどいっ。それって僕がボードゲーム買っても遊ぶ相手がいないってことですか!? そんなことないんだからねっ」