シャール「さて、麻雀の話題もこれくらいですか?」
たちき「そだね。あとは精神を集中させて、あさってに向けてイメトレするくらいかな」
シャール「なら私から質問なんですけど」
たちき「なんでしょう」
シャール「たちきの部屋って、なんであんなにたくさん雀牌があるんですか?」
たちき「たくさんというほどでは。一つは友人からの預かりもので、以前は麻雀やるなら僕の部屋だったから預かってる牌。もう一つは某おもちゃ屋で買っ……いやこれも別の友人が買ってきてうちに置いていったような。そんな感じで二つ」
シャール「その二つはまあいいんですけど、気になるのはあとの二つですよ」
たちき「あ〜、アレとアレね。かっこいいでしょう。一つは牌が真っ黒な、通称黒龍牌。ぶっちゃけゲーセンのクレーンゲームでゲットしたラッキーアイテムです」
シャール「クレーンゲーム得意なんですか?」
たちき「いや、苦手です。運よく二回で取れて、ほんとにラッキーでした。ちなみにこの黒龍牌、『白(はく)』ももちろん黒いんです」
シャール「それじゃ裏表がわからないのでは?」
たちき「いやいや、一応白い線で長方形が書いてあります。『白』って書いてあればもっとわかりやすいんでしょうけどね(続)」