シャールと佰物語・夏休み

たちき「大人になってから一番、学生が羨ましいっていうものの一つだよね、夏休み。一ヶ月以上毎日休みとか、今思うと何をしてたんだろ」
シャール「宿題じゃないの?」
たちき「……宿題は終わり頃にやり始める派でした」
シャール「たちきって、実は意外に真面目キャラじゃないんじゃない?」
たちき「そんなことないですよ。かなりの真面目キャラでしたよ。あと覚えてるのはアニメ見たり。タッチとかうる星やつらとか」
シャール「懐かしい。歳がばれるわよ」
たちき「小学校のプールは結構通った覚えがあるかな。中学校もプールあった気がするけど、基本部活なわけで」
シャール「高校は?」
たちき「受験勉強かな。あとは模試とか」
シャール「大学は?」
たちき「八月九月、なんと二ヶ月休みなんですよ。それこそ何をしていたのか……まったく思い出せません(キリッ)」
シャール「なんで得意げなのよ」
たちき「もっと有意義な使い方もあっただろうに、もったいないよね」
シャール「いつか子供ができたら、たちきの考えた最強で有意義な夏休み、を教えてあげたら?」
たちき「でも親に言われて夏休みに何かをするって言われたら、多分だけどいやいややらされてるような感じになるんじゃないかな。あくまで自分からやる気を起こす何かじゃないと」
シャール「そこは親の腕の見せ所でしょう」
たちき「まあ親になる予定ないんで、関係ないんですけどね。でも一応、僕の考えたさいきょうの夏休み、は考案しておきましょう。創作活動とか何かに使えるかもだし」