シャール「『たちきのかんがえるさいきょうのアーケンカード』、第四回!」
たちき「やっぱりまだやるんですね」
シャール「そりゃそうでしょ。今まで『風』『水』『火』について考えてきたんだもの。当然次は『土』のアーケンよ」
たちき「でも他の3つと違って『土』って難しくないですか」
シャール「確かにね。いかにも土属性っぽい『岩』『砂』『重力』とかに関するものだと能力としては限定されちゃうし」
たちき「ですよね。だから『たちきのかんがえるさいきょうのアーケンカード、『土』について』は中止の方向で……」
シャール「でもゲームの中だと『インビジブルモード』とか『アトラクション』とか『アクティブスイッチ』とか、あんまり4属性に関係なさそうなのもあるから、たちきも『土』にこだわらないで『土』だけど『土』っぽくないアーケンを考えてみるとかどう?」
たちき「結局無茶ぶりされるんですね」
シャール「準備はいいかしら?」
たちき「全然よくないんですけど」
シャール「じゃあいくわよ。たちきの考える土のアーケン、まずはLv1」
たちき「じゃあ適当に『石の意志:オーセンティックジュエル』」
シャール「いしのいしって、まさかのダジャレ!? つまんないわよ」
たちき「そっちはいいから効果を聞いてください」
シャール「聞こうじゃないの」
たちき「石とありますが、鉱石や地質、岩石や宝石などあらゆる石に関するものの種類・真贋を分析して見分ける能力です」
シャール「あら便利じゃない」
たちき「地質研究や宝石鑑定に役立ちます」
シャール「そう聞くと便利っていうか微妙な能力ね。その道のプロなら能力使わなくてもわかるわけだし」
たちき「まあそうなんですけど。次はLv2。『反射の鏡:リフレクトミラー』。相手の攻撃系のアーケン能力を跳ね返します」
シャール「無難な能力を持ってきたわね」
たちき「あらゆる能力を防ぐ『盾』とかも考えたのですが、防ぐだけの盾(シールド)よりは反射させる鏡(ミラー)のほうが強そうかなと」
シャール「それにしても無難すぎない? まあいいけど。最後はLv3ね」
たちき「『流星の軌跡:トゥインクルコメット』」
シャール「名前からすると流れ星を落として攻撃するってことかしら」
たちき「ですです」
シャール「流れ星ならコメットじゃなくてシューティングスターじゃないの?」
たちき「語呂と文字数の問題でコメットになりました。最初は『隕石落とし』だったんですけど、隕石はやりすぎかなと思って彗星にするか流星にするか悩んで流星になりました」
シャール「それで間を取って流星と書いてコメットにしたのね。まあいいんじゃないかしら?」
たちき「ちなみに軌跡と輝石をかけているのでトゥインクルなのです。どやぁ」
シャール「ドヤ顔するほどじゃないけど、適当に考えたにしては3つともまあまあなアーケンじゃない?」
たちき「ほっ、よかった。とりあえずシャールのOKが出たということで、これで『たちきのかんがえるさいきょうのアーケンカード』は今回で終了になります」
シャール「なに勝手に終わらせてるのよ」
たちき「え?」
シャール「まだ次回作のアーケンがあるじゃない」
たちき「えっと、『黄昏の超集中力』とか『漆黒の第六感』とかですか?」
シャール「そうよ。次回はそっち系のアーケンを参考にしつつ、たちきの……」
たちき「じゃっ、今日はこれで失礼します! お疲れ様でした-」
シャール「あっ! ちょ、こら。待ちなさーい」