シャール「今日は『たちきのかんがえるさいきょうのアーケンカード』を発表してもらうわ」
たちき「いや急に言われても……。そもそもアーケンてなんなのとかその辺の説明なしにいきなり最強のアーケンカードって言われても読者さんもついていけないでしょう」
シャール「未来科学よ。詳細は今、たちきのプレイ中のゲームで語られてるわ」
たちき「説明雑すぎませんか!?」
シャール「いいからさっさと始めるわよ。まずは『風』のアーケン」
たちき「強引ですね……。じゃあゲームに合わせてレベル3まで考えればいいですか?」
シャール「それでいいわ」
たちき「じゃあまずは風のLv1。『翡翠色のそよ風:ブリーズグリーン』」
シャール「効果は?」
たちき「文字通り、緑色のやわらかなそよ風を起こします」
シャール「ってそれだけ? レベル1って言っても微妙すぎない?」
たちき「いやいやいや、何を言ってるんですか。例えば今みたいな暑い季節、そよ風を起こせたらどれだけ快適か。室内でも散歩中でも」
シャール「あー、まあ確かにね。風のない場所で風を起こせたら便利かもだけど」
たちき「しかもただのそよ風ではありません。自然に近い風を吹かせたり1/f(えふぶんのいち)の揺らぎ風を再現したり、さらにはリズム風やランダム風、そしてDCモーターのような微風にも対応!」
シャール「扇風機か! それじゃただの扇風機じゃないのよ!」
たちき「電源のない場所でも扇風機以上のそよ風を起こすアーケンです。超便利です。どやぁ」
シャール「確かに便利だけど……まあいいわ。じゃあ次は風のLv2」
たちき「ずばり『高速飛行:ジェットストリーム』。説明不要だと思いますが、風の力で空を飛べます。高速で」
シャール「空を飛ぶのはたちきの昔からの夢だものね。そうくると思ったわ」
たちき「いつか空を自由に飛んでみたいです……(遠い目)」
シャール「おーい、帰ってきてー。じゃ、次は風のLv3よ」
たちき「レベル3はこれです。『吹き荒れる竜巻:ブラスティックサイクロン』」
シャール「名前からすると効果は……」
たちき「校舎くらいの建物でも壊れるくらいの超竜巻を起こします。大迷惑なので使いどころがあんまりありません」
シャール「木造の一般住宅とかじゃなくて校舎クラスの建造物でも壊しちゃうなんて、はた迷惑な力ね。竜退治とかには使えそうだけど」
たちき「そもそもこの世界に竜とかいないんですが。なのでLv3のアーケンを解放しても使う機会は多分ないですが、Lv1とLv2のアーケンは日常的な便利さで言えば最強のアーケンだと思います、風の」
シャール「わかったわ。今日はこれくらいにしといてあげる」
たちき「今日はって、次があるんですか?」
シャール「次回は『水』のアーケンよ。考えといてね」
たちき「ってことはまさか『火』と『土』もあるんじゃ……」
シャール「それはたちきが思い付くかどうか次第ね。期待してるわよ」