シャールとプラネタリウム4

たちき「一昨日、県内某所でプラネタリウムを見てきました」
シャール「県内某所って、一昨日は館林に行ったんだから『向井千秋記念子ども科学館』のことよね」
たちき「どうでしょう。一昨日はあちこち寄り道しながらのドライブだったので高崎や前橋のプラネタリウムかもしれませんよ?」
シャール「で、何を見てきたの?」
たちき「スルーされました」
シャール「いいから続き」
たちき「プラネタリウムだけど、今回は星や星空を見てきたわけではありません」
シャール「じゃあ何を?」
たちき「小惑星探査機『はやぶさ』の大冒険です」
シャール「『リュウグウ』を探査したんだったかしら?」
たちき「惜しいです。それは『はやぶさ2』ですね。それよりもっと前に『はやぶさ』が目標にしたのは小惑星イトカワ』です。『はやぶさ』の出発から帰還まで、波乱と感動に満ちた旅を見てきました」
シャール「小惑星探査機ってことは……」
たちき「パンフレットによると、探査機『はやぶさ』は小惑星イトカワ』に向かい着陸&離陸して表面の岩石を持ち帰るのが任務とのことです」
シャール「無事に任務は達成できたの?」
たちき「ネタバレになるから言えません……と言いたいとこですが、ググればわかることなので詳しくは省略します」
シャール「じゃあとりあえず感想は?」
たちき「物語としては『宇宙すごい、はやぶさすごい……』と、投影終了後に泣きそうになりました。特に最後のはやぶさが大気圏で(中略)の場面とか」
シャール「泣くほどだったのね」
たちき「『はやぶさ』が地球の重力で加速とかも熱い展開でした。あとは一回目の着陸に失敗してしばらく通信が途絶えたあとにまた通信が繋がった時とかも手に汗握りました」
シャール「うまくいってよかったわね」
たちき「個人的に気になったのは、CGがリアルすぎてちょっと怖いというか、特に画面の向こうから視聴者側の正面に何かが飛んでくると身をすくめてしまいます。技術の進歩もすごいけど、すごすぎて視覚と脳内で錯覚を起こしますね」
シャール「だから真正面じゃなくて少し斜めに飛んできたりしたのよね?」
たちき「多分そうだと思いますけど。他にもドームに映る映像が回転したりすると席が動いてるように錯覚したりもするんですよ」
シャール「例えばだけど、VRもそういう錯覚をうまく使ってるのかしらね」
たちき「なるほど、そうかもしれません。そのうちVRプラネタリウムとかもありそうですね」
シャール「ていうかもうあるわよ、それ」
たちき「やっぱり。全天球どころか上も下も宇宙空間というのを体験できそうですね、プラネタリウムVR
シャール「話を戻すけど、今回はなぜ急に館林までプラネタリウム見に行ったのかしら?」
たちき「前回は夏にふらっと見に行って一気に三番組見てきてまた番組が変わったら見に行こうと思っていたわけですが、まだコナンとハナビリウムはそのままであとの二番組はまあいいかなと見送っていましたけど、この『はやぶさ』はちょっと気になったので休みに合わせてドライブ兼ねて行ってきたんです。結論としては、見に行ってよかったです。プラネタリウムのドームに映る宇宙、地球、そして小惑星……。目を閉じれば思い浮かべられます」
シャール「相当楽しめたみたいね」
たちき「やっぱり、小惑星は最高だぜ! って感じですね」
シャール「途中までいい感じの感想だったのに最後に何を言ってるのよ! 台無しじゃない! ていうかそれ言いたかっただけでしょ!」
たちき「次は『リュウグウ』を目指した『はやぶさ2』の番組も見たいです」