シャールと雑談136

たちき「年頃(としごろ)の女の子へのプレゼントは何がいいんでしょうね」
シャール「いきなり何を言ってるの?」
たちき「実はですね。そろそろうちの娘の誕生日なのですが、何を贈れば喜んでもらえるのかさっぱりわからないんですよ」
シャール「……ツッコミ待ちかな? 誰の娘のお話だって?」
たちき「……そろそろ、妹の娘の誕生日なのですが、何を贈れば喜んでもらえるのかさっぱりわからないんですよ」
シャール「妹の娘、つまり姪だね。いくつだっけ」
たちき「小学校の低学年です」
シャール「そのくらいだとさすがにゲームはまだ早いよね」
たちき「家庭によっては持ってるかもしれないし、家庭の都合でゲームは大きくなるまで買わないってパターンもあるでしょうし。ゲームをプレゼントするのは向こうの家庭に聞かないとですよね」
シャール「女の子なら雑貨とかは?」
たちき「好みとかありそうじゃないですか。好きなキャラクターとか好きな色とか」
シャール「可愛い文房具とかは?」
たちき「既にお気に入りの文房具を使ってると、新しくもらっても困りません?」
シャール「ビーズでいろいろ作れるキットとか」
たちき「ありましたね。昔よくおもちゃ屋さんのチラシにあった気がします。編み物系とかもありますよね。それいいかもしれません」
シャール「あとは誰しも一度は乗りたいと思う一輪車とか!」
たちき「うちの母親、つまり姪からしたら祖母が今回贈ったそうです」
シャール「先を越されたかー。なら、名前は知らないけど子供用のスケボーみたいなあのかっこいい乗り物は?」
たちき「あー、ありかもですけどちょっと危なくないですか。しかも、多分一緒にヘルメットとかも必要だし……」
シャール「確かに人を選ぶ遊びかな。となると無難にお菓子とか」
たちき「まあそのあたりが無難は無難なんですよね。嫌いってことはないだろうしもらって困るものじゃないし。ただ虫歯とかも怖いし……」
シャール「『お菓子食べたらちゃんと歯みがきしてね』ってお手紙に書けばいいんだよ」
たちき「なるほど。一緒にお手紙ですか。でも僕の字では……」
シャール「低学年なら全部ひらがなでも大丈夫じゃないかな? たちきもひらがななら大丈夫でしょ」
たちき「…………はい」
シャール「自信なさげだね」
たちき「笑われないようにキレイに書きます」
シャール「手紙書き終わったら写真撮ってブログにアップね」
たちき「絶対イヤです!」