シャールと自転車113








たちき「昨日の蛇川から西へ約五分走ると、一枚目の写真の石田川があります」
シャール「群馬県のサイクリングロードのページを見ると、蛇川(石田川)サイクリングロードとあるみたいですね」
たちき「上流か下流で繋がってるんでしょうか。まだ調べてないのでわかりませんが、両方ともいつか走ってみたいです。尾島を通過してさらに西へ向かいつつ、途中のスーパーでトイレに寄ったり持っていったパンや缶コーヒーで軽めのお昼休憩したりしつつ、石田川から約三五分で着いたのが二枚目の写真です」
シャール「太田と伊勢崎(旧境町)の境目にある、早川の館橋ですね。確かここは前にも来ましたよね」
たちき「そうです。5/24のサイクリングでは西から、6/16のサイクリングでは北から来ましたが、今回は東から来ました」
シャール「ということはこのあとは」
たちき「さらにさらに西へ。境町の街中を抜けて二十分弱で三枚目の写真、広瀬川です」
シャール「恒例の武士(たけし)橋ですね」
たちき「この橋の右岸を上流へ行けば広瀬川サイクリングロードに、左岸を上流へ行って公園をちょっと回り込むと粕川サイクリングロードに、下流に行けば高崎伊勢崎自転車道で坂東大橋まで行けます」
シャール「さっき通った早川も遠くないですしね」
たちき「そうなんです。群馬の自転車乗りさん達にはとても重要な橋だと思います。目印や目的地にも最適です」
シャール「いつものたちきならここから広瀬川サイクリングロードに乗るんですよね。でも今回は……」
たちき「まだまだ西へ向かいますよ。広瀬川から約二十分で、国道462号にぶつかります。四枚目の写真は信号を渡った先です。わかる人には、旧伊セガの北の信号で通じるでしょうか」
シャール「全然わかりませんが」
たちき「なんとか大学の近くです」
シャール「そこはちゃんと調べましょうよ」
たちき「気になる方はググってもらうとして、しばらく韮川と並走しつつさらに旧354号を道なりに行くこと約二十五分。五枚目の写真の橋にたどり着きます」
シャール「真ん中の文字がまったく読めません」
たちき「一文字目が『五』で三文字目が『橋』といえば」
シャール「……わかりました。五料橋ですね」
たちき「正解です。利根川にかかる五料橋までたどり着いたわけです」
シャール「ここまで来たらあとは帰るだけですね。無難に利根川自転車道ですか?」
たちき「そう思ったんですが、まっすぐ行っても高崎には帰れるし、もう少し先まで行くことにしました。五料橋を渡って玉村を抜けて、約三十五分で着いたのが六枚目の写真です」
シャール「滝川ですね」
たちき「滝川沿いも以前走ったことあるのですが、ここから南に行くと烏川へ、北にずーっと行くと天狗岩用水という歴史ある川に繋がります。おすすめです。滝川からさらに西へ五分、群馬の森の裏で井野川を渡ります」
シャール「七枚目の写真ですね。左へは行けるんですか?」
たちき「井野川沿いは、この橋から南へは左岸も右岸も行けません。橋を渡って群馬の森の敷地内にサイクリングロードが続いていますが、夜は真っ暗なので注意が必要です」
シャール「そもそもサイクリングロードって夜は暗くて危なそうですね」
たちき「それもそうですね。さて群馬の森の裏からさらに西へ行くと新しくて綺麗な道に出ます」
シャール「あそこは夕方すごい渋滞するんですよね」
たちき「いえいえ、やっとあの道も工事が終わったみたいで、だいぶスムーズに流れてましたよ」
シャール「それはびっくりです」
たちき「綿貫町の信号をそのまままっすぐ西へ向かったので、ここで旧354号からは離れました。今回のサイクリングはここまでにしたいと思います」
シャール「時間にするとどれくらい自転車乗っていたんですか?」
たちき「刀水橋まで約二時間半、そのあと旧354号でここまで約三時間半、ここから家までもう少しかかったので休憩時間を除けば合計で約六時間半は乗っていたかと思います」
シャール「六時間以上は初めてじゃないですか?」
たちき「6/16に約六時間乗りましたけど、六時間超えたのは初めてですね。でも思ったよりは疲れがないので、だいぶ長距離サイクリングにも慣れてきたのかもしれません」
シャール「次は七時間、いえ八時間ですね」
たちき「もっともっと長距離長時間乗れるようになりたいですね」
シャール「そしていつかは海まで……」
たちき「すみませんさすがにそれは無理です」