シャールと創作歌詞

シャール「創作歌詞、ですか?」
たちき「連日の雑談に飽きてきまして」
シャール「なんて言いながらほんとのとこはどうなんです?」
たちき「雑談にするネタすらなくて」
シャール「そこは毎日のちょっとしたことを見逃さないようにしないといけないんじゃないですか?」
たちき「限界もあるんですよ。代わり映えしない毎日なので」
シャール「楽そうな毎日に見えますけど、それはそれで大変なんですね」
たちき「刺激のない日常だとネタも浮かびませんし。そんなわけで、今日はシャールに丸投げしてアドリブの創作歌詞をポンと出してもらおうかと」
シャール「え? なんですって?」
たちき「いやそういう難聴系スキルはいいから。聞こえてたでしょ。どうぞ、日頃から溜め込んでいる妄想をババーンと書き出してくださいよ」
シャール「なんて無茶ぶりするんですか。まあそれくらい簡単だからいいですけど」
たちき「いいんだ、しかも簡単なんだ」
シャール「長くなるから一部分だけでいいですか?」
たちき「じゃあお手並み拝見……いや拝聴かな」
シャール「曲名は秘密ですよ。それじゃいきます」


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in a merry mood
なんて素敵な夜でしょう
何かが起こりそうね
in a merry mood
さあダンスシューズを履いて
街へと繰り出しましょう

気ままにスキップをして
輝く星たち 丸いお月様 煌めく夜空を独り占め
こんな夜には一人もいいわ
だって……なんて超楽しい気分♪

スターライトがねキラッキラッピカッと照らすよ
私だけをね 私のために
眩しいくらい

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たちき「無茶ぶりしといてなんだけど、ほんとに歌詞が出てくるとは思わなかった」
シャール「シャールちゃんにできないことはないんです」
たちき「夜の街並みへウキウキと陽気な気分で一人お出かけする女の子の様子が目に浮かびますね。ちなみになんで曲名が秘密なの?」
シャール「実はこの歌詞、詞先じゃなくて曲先なんですよ」
たちき「え、どういうこと?」
シャール「詞先と曲先ていうのは……」
たちき「いやそれはわかるから。じゃなくて、この歌詞は曲ありきで作ったってこと?」
シャール「そういうことですね。曲先っていうか正確には、既存のとある曲にシャールちゃんが歌詞を付けてみたんです」
たちき「既存の曲って?」
シャール「じゃ、今日はここまでです。いつか続きを書くかもしれないし、書かないままかもしれません」
たちき「ちょ、待っ……。めっちゃ続き気になるんだけど!? せめて曲名を!」
シャール「ではでは~」