シャールとマレットゴルフと創作活動と

シャール「たちきがマレットゴルフをプレイしてるのを見て一つ思い付いたんだけどさ」
たちき「なんですか?」
シャール「……たちきがマレットゴルフをぼっちプレイしてるのを見て一つ思い付いたんだけどさ」
たちき「なんで言い直したのかな? なんでわざわざぼっちを足したのかな?」
シャール「えっとね、その日のプレイとか各コースについてとか、あとは見たこと感じたこととかをもっと掘り下げて書いてもいいんじゃないかなって思った」
たちき「どういうこと? 『たちきのマレットゴルフプレイ日記』を書くってこと?」
シャール「そういうんじゃなくて。いやそれはそれでありだけど、どうせなら可愛い女の子のプレイのほうがよくない?」
たちき「例えば僕が女の子になったとして『たちき(16歳女子)がマレットゴルフをプレイしてみた』的な感じで配信したりするってこと?」
シャール「いや、たちきが女の子になる必要はないでしょ。どんな配信か気になるけど……。そうじゃなくて、例えばさ、今は女子高生が何かに夢中になる作品がたくさんあるわけじゃん? 漫画とかアニメとか」
たちき「ありますね。キャンプとか、ビーチバレーとか、和楽器バンドとか」
シャール「なんか芳文社のとある雑誌に偏ってるけど、まあそういうこと。もしくは、ややマイナーな部活を題材にした作品とか。たちきの持ってる本にあったよね」
たちき「人形劇とかヨット部とか、人力飛行機とか地学部とか、同人ゲーム制作とか受験勉強する部活とか」
シャール「やっぱり雑誌が偏ってる気がするけど……まあいいわ。つまり何が言いたいかっていうとね」
たちき「マレットゴルフを題材にした、女子高生のお話を書いてみるのはどうか。そういうことですか?」
シャール「そういうこと」
たちき「……ちょっとアリかなって思ったけど、もうあるんじゃない?」
シャール「『マレットゴルフ 漫画 題材』で検索してもそれらしいものは引っ掛からないみたいよ」
たちき「先駆者はいないのか。でも、僕が漫画を描ければよかったけど、僕が書くとしたら小説なんですよね。マレットゴルフは文章より絵のほうがわかりやすいでしょ」
シャール「それはまあそうなんだけどさ。じゃ、たちきが原作で、いつか誰かに漫画を描いてもらうとか」
たちき「気の長い話ですね……。そもそもまだ僕、やるって言ってないです」
シャール「じゃあもしやるとしたら、たちきならどういう作品を作る?」
たちき「キャラの話? 舞台や場所の話? それとも物語?」
シャール「まずはキャラクターから聞こうかな」
たちき「そうですね、僕なら……」