シャールと体験版4

たちき「斬新だと思った体験版その1、体験版にヒロイン1ルートがまるっと入っている」
シャール「斬新! え、それってガチで1ルート分入ってるの? クライマックス手前までとかじゃなくて?」
たちき「入ってました。あれは良し悪しでしたね。1ルート分やればゲーム全体の雰囲気も流れも容量もだいたいわかっちゃうし、それこそそれで満足しちゃうか飽きちゃえば製品版を買わないユーザーも出てくるし」
シャール「それはメーカーさんも大冒険だね。ちゃんと売れたのか気になるけど」
たちき「そのメーカーさん、その作品を最後に新作は出ていません」
シャール「…………ほ、他に斬新な体験版は?」
たちき「では斬新な体験版その2。体験版が、製品版の序盤や一部を収録したものではなく、体験版用のシナリオが書き下ろされて収録されている」
シャール「斬新というか、メーカーさんすごい!」
たちき「あれはすごいですよ。テキストも音声も本編とは別で作ってるわけですから。しかもその作品、ゲーム内に敵とのバトルもあるんだけど、バトルの理由(?)もなんだかんだとうまく体験版シナリオ作って詰め込まれてるし。体験版のラスボスはこちらのメンバーがランダムで決まるから、毎回新鮮なプレイが楽しめて今でもたまにやりたくなりますし」
シャール「体験版じゃなくて本編をやってあげて!」
たちき「次は、斬新というか珍しいタイプの体験版です。体験版が出たあと、体験版その2とかはよくあるんですけど」
シャール「(中略)シーンが追加されたりするのよね」
たちき「体験版が出たあと、体験版その2が出てさらに体験版その3が出て、新しく出るたびにプレイできるとこが長くなっていった体験版がありました」
シャール「それって何か意味があるの?」
たちき「どうなんでしょう。その頃はゲーム初心者だったからよくわからなかったです。ゲームのテーマがファンタジーバトル学園もので、火とか水とか風とか光とかの属性があって個人的には好きでした」
シャール「話がそれるけど、そのてのファンタジー作品はなんでメインヒロインは赤髪で炎使いなのかしらね」
たちき「ほんとに関係ない話にそれたね。今はその話はおいときましょう」
シャール「いつかファンタジートークあたりで語ってね」
たちき「覚えていたら。さてあとは斬新な体験版その4、体験版というよりキャラクター紹介と抜粋エピソード紹介的な内容の体験版」
シャール「あ、それは知ってるかも。キャラクターがふきだしでしゃべる作品じゃない?」
たちき「そうそれ。あれは面白かった。ライターさん天才かと思いつつスクリプトさんがめっちゃ大変なやつですよね。さらに声優陣が超豪華なのに声優非公開という、今でもまたプレイしたい体験版ですよ」
シャール「だから体験版じゃなくて本編をね!」
たちき「斬新な体験版その5、ヒロインの陣営の数に体験版が分かれている」
シャール「いくつ?」
たちき「3つ」
シャール「それももしかして結構懐かしい作品?」
たちき「結構前のゲームですね。こう振り返ると、今より昔のほうが斬新な体験版多かったのかもですね」