たちき「でも、結果的にはずっと１速で走ったのもアリだったのかなと思います」
シャール「どういうことですか。ギアを変えないとせっかくの７段変速がもったいないじゃないですか」
たちき「１速で、つまりローギアで走るということは、同じ距離を５速〜７速などのトップギアで走るより、ペダルを多く回すことになります」
シャール「ギア比とかには詳しくないんでよくわかりませんが……」
たちき「簡単にいうと、たくさん漕がなければいけないんです。で、僕が自転車に乗る目的は、スピードを出すことでも遠くに行くことでもなく、運動したいからなので」
シャール「なるほど。それならずっと１速のほうが、足を動かす量が増えるということですね」
たちき「そうです。それを見越して、あえて１速で走っていたわけです。ドヤァ」
シャール「ドヤ顔してますけど、偶然そうだっただけですよね。あと、今後使うかどうかわからないにしてもギアの変え方はちゃんと覚えてください」
たちき「……はい」
シャール「そういえば、自転車どこに置いたんですか」
たちき「実はまた車の中に戻しました」
シャール「え？」
たちき「買った時に車に乗せて持ち帰ってきて、先日の初乗りの時に初めて車から下ろしたわけですが、初乗りから帰ってきてまた車の中に戻したのです」
シャール「なんでですか」
たちき「数日後が雨予報ってのもありましたけど、いっそ今後もずっと車の中に入れておこうかなって。外に置いとくと雨とか埃とかで汚れちゃいますし」
シャール「自転車カバーをかけるとか」
たちき「それも考えましたけど、まあそれはいつでもできますし。ずっとではなくてもしばらくは車の中に入れておく予定です。で、サイクリングの時だけまた車から下ろす。またはドライブ先でサイクリングをする」
シャール「自転車を積んだら運転席倒せないのでは」
たちき「そうなんです。プラス、載せたり下ろしたりが面倒っていうのもありますが、まあずっとじゃない……つもりです」
シャール「少なくとも夏場は無理じゃないですか。車内の温度とか」
たちき「あ、それもそうですね。梅雨明け以降は無理かもです。じゃあ梅雨明けで降雨が減ったら車内はやめる予定で。その頃自転車カバー買う予定にします」
シャール「他に必要なものはないんですか、自転車小物」
たちき「鍵とかかな。長いケーブルのを買う予定です。ドライブ先で車泊する時、自転車は車から下ろしてタイヤとかと繋いでおいたりするために」
シャール「防犯意識を持つのは大事ですよね」
たちき「あと、数時間漕いだだけでも結構な手汗をかいたので、指抜きグローブみたいなのがあったほうがいいかもって思いました。ハンドルが汚れないように」
シャール「持ってないんですか、指抜きグローブ」
たちき「持ってないですね」
シャール「オタクの必須アイテムなのでは？」
たちき「どんなオタクですか。偏見ですよ。ていうか僕はもう脱オタクですし。オタク時代も持ってなかったです」
