シャールとファンタジー8

シャール「この調子ならもう少しありそうだな、たちきのオリジナル武器」
たちき「いやいやいや、もうネタ切れですよ。僕の作品は魔法多めで武器とかは重視してないから…………あ」
シャール「ほら、あるんじゃないか」
たちき「あー、あるといえばあるんですけど……でもアレは武器っていうのかな」
シャール「まずは話してみろ。私がジャッジする」
たちき「主人公は三人。高校生で昼間は普通の学生で、夜は裏のお仕事をしてる物語です」
シャール「必殺仕事人みたいなやつか?」
たちき「例えが古くてよくわかんないけど、多分そんな感じです。一人目は武器が戦輪(チャクラム)」
シャール「なかなかマイナーなのを選んだな」
たちき「ぶっちゃけ、あの武器ってどうに使うんでしょうね。使う側も危ないと思うんですけど」
シャール「見たことないのか?」
たちき「普通はないでしょ。二次元でもなかなか見ないし。さらに闘気(オーラ)を使った近接攻撃を得意とします」
シャール「オーラを使う高校生……」
たちき「で、二人目は武器がダーツ」
シャール「まあ、ありといえばありか」
たちき「さらに超能力(サイコパワー)を使った様々なことができます」
シャール「ちょっと万能すぎないか?」
たちき「そして三人目。三人の中の頭脳担当。つまり後衛的ポジションです」
シャール「となると武器は遠距離系か」
たちき「すごい悩んだ結果、万能かつ弱点もある強武器になりました」
シャール「まったく想像つかないぞ」
たちき「武器といっても、実物を持ってるわけじゃなくて、ハンター×ハンターで例えるなら具現化系みたいな能力持ちです」
シャール「その例えは通じるのか。まあ通じるけど。いい加減焦らさないで教えてくれ。その三人目の武器というのはどんな武器……いやどんな能力なんだ」
たちき「使うのはトランプです。絵札を抜いた40枚」
シャール「何に使うんだ? まさか投げるだけじゃないよな」
たちき「各スーツごとに違う能力で、例えはスペードは武器として具現化します。Aは剣に、7は弓に、10は手裏剣に、みたいに10種類」
シャール「なるほど」
たちき「弱点は、各札は一回使うと24時間使えないこと。各札の一回の使用が三分だけということ」
シャール「それはなかなかきつい縛りだな」
たちき「それくらいないと無敵すぎるかなと。ちなみにA〜10まで全部は考えてません」
シャール「おい」
たちき「思いつかなかったし、読み切り作品で書いたから全部は使わなかったんです」
シャール「じゃあスペード以外は?」
たちき「実は決め切れてないですが、ハートは回復魔法みたいな治癒系、ダイヤは結界が張れる系、クラブは……よく覚えてないけどエンチャント的な能力にしたはず」
シャール「いまどきはエンチャントじゃなくってバフって言うらしいな」
たちき「ただ、こちらも読み切り作品だからあまり出番がなくて。スペード以外で使ったのはハートが一枚にダイヤが一枚、クラブが一枚くらいだったかな」
シャール「その小説はどこにあるんだ? パソコンの中か? すごい気になるぞ」
たちき「……封印されたので、もう日の目をみることはないでしょう」
シャール「なんでだよ」
たちき「手書きで書いてた頃だったから、そもそも原稿が残ってないんです。残念」