シャールと自転車6

たちき「このブログを毎日見てくれている某幼なじみから、全然自転車トークしてないよねってツッコミが来たので、もう少しちゃんと自転車について語りたいと思います」
シャール「確かに、脱線ばかりしてますね。何か中学時代の自転車の思い出はないんですか」
たちき「思いついたことからどんどん話しましょう。まずは雨の日について」
シャール「自転車の傘さし運転は禁止ですよね」
たちき「そうです。だから雨の日の自転車は合羽(かっぱ)を着て通学します」
シャール「雨合羽、またはレインコートと呼ばれる雨具ですね」
たちき「男子は上下別れているコート&ズボンタイプで女子は長めのコートみたいなワンピース(?)タイプでした。ぶっちゃけ、着るのが面倒だったので雨の日の自転車は大変でした」
シャール「レインコートを着る時間と脱ぐ時間を考慮して通学時間を調整しないとですよね」
たちき「脱ぎ着しやすそうな女子のレインコートのほうがよかったのですが……」
シャール「そっちを選ぶことはできなかったんですか?」
たちき「今みたいに、男女差が、とかの時代じゃなかったですからね。普通(?)に男子は男子用雨合羽、女子は女子用雨合羽でした。あと、荷台に括り付ける通学かばんも雨に濡れないようにカバーかけなきゃでしたし」
シャール「縛る紐がうっかりほどけて水たまりに落ちたりするんですね」
たちき「そんなこともありましたね」
シャール「冗談だったのですが」
たちき「いや、あるあるですよ」
シャール「そもそも通学カバンて背負うものでは?」
たちき「僕たちの頃は手持ち鞄が一般的でした。で、体操服とか入れたリュックを背負うんです。いまどきは逆らしいですね」
シャール「教科書とかを入れるカバンがリュックタイプで、体操服とかを手提げバッグというのをよく見かけますね」
たちき「また話がそれそうなので戻します。行きはともかく帰りはよく遠回りしてました、自転車で」
シャール「なぜですか? どこかに寄り道を?」
たちき「いえ、ただ遠回りして帰りたい年頃だったんですよ。もっとも、うちから学校はどう遠回りしても田んぼと畑なのですが」
シャール「遠回りの意味とは」
たちき「しいていえば、北に遠回りすると少し登坂になります。でも南に向かったりもしました」
シャール「たちきがいったいどこへ向かっていたのか。そういえば誰かと一緒に通学したりとかはなかったのですか?」
たちき「自転車の二列走行は迷惑ですし、しないですよ。というか、基本的には毎日行きも帰りも一人ですが何か?」
シャール「昔も今も変わらないんですね」
たちき「一人のほうが自由な道を選べますからね。自分の道は自分で決めるんです」
シャール「かっこよく言っても、ぼっちはぼっちですよ」