シャールと自転車

たちき「今日からは自転車トークです」
シャール「いきなりですね。何かあったんですか?」
たちき「昨日も少し触れたけど、何年かぶりに自転車乗りたくなったんですよ」
シャール「なんのためですか。運動? もしくは通学?」
たちき「前者プラス、サイクリングで遠くまで走りたいって感じです。通学は電車のほうが便利なので自転車を使う予定はないです」
シャール「今は自転車持ってないんですよね」
たちき「です。だからおとといに続いて今日もお店で自転車見てきました。おとといは近所の自転車屋さん、今日はちょっと遠くの某ホームセンター」
シャール「一応聞いときますけと、乗れるんですよね」
たちき「自転車にですか? さすがに乗れますよ」
シャール「じゃあ毎回恒例ですけど、今回も自転車に乗るきっかけとか初めて自転車乗った時の思い出から聞かせてください」
たちき「わかりました。そう、あれは小学校三年の春、やわらかな風が吹くとある晴れた日のこと。自転車を練習する一人の少年がいた……」
シャール「なんで毎回語り口調なんですか」
たちき「少年の名前はたちき。だんだん補助輪なしで走れるように近所の公園で練習をする毎日だった」
シャール「しかもそれ続けるんですか!?」
たちき「……あれ、補助輪付きで乗り始めたのは小学校二年だっけ?」
シャール「知りませんよ。うろ覚えでもいいから覚えてることから記憶をたどってみてはどうですか」
たちき「うちの小学校は三年から公道で自転車に乗っていいっていうルールだったはずなんです。だから三年の時には乗ってたし乗れてました」
シャール「最初はやっぱり補助輪付きで練習したんですか?」
たちき「しましたね。でも公道を走らないなら、公園とかで自転車乗るなら三年になる前でも問題ないはずだから、二年くらいから練習しだした気はしますが詳細は覚えてないです」
シャール「確実に一人で乗れたのは?」
たちき「三年の夏前、5月か6月か7月には近所の男の子や女の子と公園で乗ってた覚えがあります。補助輪は親と一緒に練習してて、友達と乗る時はもう補助輪なしで乗ってたから……だめだ。初自転車が何年生か思い出せません」
シャール「まあいいでしょう。どんな自転車だったかは覚えてますか?」
たちき「ギアを変えるやつが手元じゃなくて、跨ぐとこ(?)に付いてた。今思うと使いづらい気がするけど、初めての自転車がそんなだったから気にならなかったのか、それとも昔はそういうのが一般的だったのか。今となってはわかりません」
シャール「乗りはじめたきっかけもですけど、次に実家に帰った時に親に聞いてみるのはどうですか」
たちき「そこまではいいかな。なんか恥ずかしい」