シャールとボウリング2

シャール「大学ではどのくらいはまったの?」
たちき「一年の時に、学科メンバーやサークルメンバーと何回かいったくらいで……回数でいうとそんなに多くないのかも」
シャール「週一とか」
たちき「そこまでは全然ですよ。基本的には、学科の飲み会前とかサークルのイベントでとか、あくまでボウリングはおまけイベントって感じだったはず。ボウリングしにいこうぜ、みたいになったのはもう少しあとだったかな」
シャール「その頃のスコアは?」
たちき「たまにラッキーでダブルやターキーが出るくらいでスペアがなかなか難しくて、よくて130〜140とか。ダメだと80くらいとか」
シャール「スペアをとれるようにならないとスコアアップは難しいのよね」
たちき「二年になってからは、仲間うちでボウリングに行くときにノートを一冊もっていって、面白い出来事をメモったりしてました」
シャール「面白い出来事って例えば?」
たちき「『たちき、6・7スプリットをゲット!』とか」
シャール「難しいスプリットのスペアは嬉しいよね」
たちき「『4・6・7・10の真ん中を抜けた!』とか」
シャール「それはそれで難しいでしょ」
たちき「『裏技を発見。二投目を投げたあとバーが下りると同時にファウルラインを踏むとスペアになる』とか」
シャール「何をやってるのよ」
たちき「『たちき、一投目のあとストライクを確信して球がピンに到達する前に振り返ってガッツポーズ→みんなが大笑い→ピンを見ると7・10が残ってる』」
シャール「それは恥ずかしい……」
たちき「いやほら、一投目の投球が完璧で、これは絶対ストライクやろ! って思うことあるじゃん。7ピンだけとか10ピンだけ残るならまだしも、まさかの絶対取れないスプリット……。思わず orz ←こんな感じでしたよ」
シャール「ちなみに7・10スプリットをとったことは?」
たちき「ありません。あとは、ボールに回転をかけるのがはやってる時期があって、回転かけすぎた結果ピンまで届かないで左に落ちていったり」
シャール「ボウリング初心者あるあるよね、回転かけるの」
たちき「そんな感じで大学二年後半にかけてボウリングにはまっていって、大学三年の時に一つの転機がありました」
シャール「ボウリングサークルに入ったとか?」
たちき「惜しい。ボウリングサークルとか大学になかったんで、作りました」
シャール「は? まじですか?」
たちき「まじです。明日はそのあたりから話しましょう」