シャールとみんなのうた・大きな古時計

たちき「昔から疑問だったんですけど、古時計ってなんなのかな、どういう時計なのかなって」
シャール「昔の時計っていったら、ゼンマイ式の柱時計とか?」
たちき「それ、実は実家にもあるんですけど、あれは高さ40センチくらいで」
シャール「古さはともかく、大きくはないね」
たちき「あれをもっと大きくしたような時計なのかなって思ってたんですけど、ある時に某マンガを見て気づいたんです。これが大きなのっぽの古時計だと!」
シャール「私も知ってるマンガかな?」
たちき「ほら、女の子達が宝箱を探すストーリーの回で……」
シャール「……ごちうさのシストの話?」
たちき「惜しい、それじゃない! 木組みの街とウサギじゃなくて、ゴンドラと猫の作品」
シャール「ああ、ARIAのこと。そういえば宝箱探してる時に、アリスちゃんが古時計から宝箱を見つけてたね」
たちき「小さなカンポで待っている古びたのっぽの大時計、ですね。あれを見て、外国なら大時計あるのかな、元は外国の歌なのかなって思いました」
シャール「子供がうまれた記念に親が大きな時計を買って、それが百年動いていて、最後は動かなくなってしまうっていう歌詞だよね」
たちき「百年使えれば充分かと思いますけど、歌詞を読むと終わり方が切ないですね。といっても百年生きられれば充分な気もしますが」
シャール「大往生っていうんだっけ」
たちき「綺麗な花嫁さんもいたようですし。うらやましいですね」
シャール「たちきは、結婚の予定は?」
たちき「いきなりぶっこんできましたね。16歳なのでまだまだ考えてませんよ。30くらいまでにはいい相手が見つかるといいなとは思ってますが……そんなのはどうでもよくて、今はこの歌についてですよ。大きな時計を買える家ということは、作中のおじいさんは裕福なご家庭なのでは?」
シャール「それとも、どの家庭にも大時計があったっていう可能性は?」
たちき「外国のことについては詳しくないですけど、大時計を置くスペースも考えると、やっぱり家も大きいとか」
シャール「なるほど。そうかもしれないね」
たちき「いつか僕も、天国に行けるといいのですが」
シャール「その前にまずはお嫁さんを……」
たちき「さて、いよいよ明日は最後の曲です」
シャール「またごまかした。って最後? まだまだたくさみんなのうたはあるよね」
たちき「ありますけど、だらだら紹介してもきりがないし。最後にふさわしい一曲を紹介して一旦終わらせます」
シャール「その曲は?」
たちき「やっぱりこれでしょう。『ありがとう・さようなら』。以前紹介した『天使の羽のマーチ』と並んで、好きなみんなのうたのツートップです」
シャール「卒業ソングで締めるんだね」