シャールとTRPG8

シャール「ステータスは何を選んだの? 私が軽く調べた感じだと『パワー』『スピード』『知性』『冷静』『美形』『バカ』ってあったけど。というか前半3つと4つ目まではまあわかるとして、あとの2つはなんなのよ」
たちき「その2つをうまく使ってロールプレイできる人は、番長学園得意な人だと思います。僕には無理でしたが」
シャール「で、たちきのステータスは?」
たちき「よく覚えてないですけど、昔の自分の思考から推測すると多分無難に『パワー』と『スピード』じゃないかなと」
シャール「オリジナルで考えるっていう2つのステータスは?」
たちき「そっちはさすがにまったく覚えてない……。熱血番長っていうからには『熱血』だったのかも」
シャール「必殺技っていうのは?」
たちき「うろ覚えですけど、通常の必殺技である『ダメージ技』、名前の通り最後に使う『とどめ技』、倒れた仲間を復活させる『根性技』みたいな3タイプがあった……はず」
シャール「たちきの考えた必殺技は?」
たちき「全部で5つ考えた覚えがあります。棍術使いということで、まずダメージ技は『朱雀火炎棍』。炎の軌跡を描きながら羽根のように棍を振り回します」
シャール「うわぁ……」
たちき「根性技が『玄武極水棍』。倒れた仲間に活水を振りかけて復活させます」
シャール「玄武って土属性じゃないの?」
たちき「ファンタジー作品でたまにそう描かれますけど、玄武は水を司る神ですよ。そしてとどめ技は『白虎雷撃棍』。棍に溜めた雷の力を虎の咆哮と共に叩きつけます」
シャール「あいたたた……このセンス、まさにたちきクオリティね」
たちき「いやあ、それほどでも(照れ)」
シャール「褒めてないけど」
たちき「そして真・とどめ技として最終奥義『天地爆裂棍』。天地を砕き裂くほどの力で相手を爆砕します」
シャール「青龍いないんだけど!? 四神じゃなかったの?」
たちき「5つ考えたはずなんですけど、4つ目のダメージ技『青龍○○棍』だけどんな名前だったか忘れました……」
シャール「一番好きなんじゃなかったっけ、青龍」
たちき「そうです。青龍旋風棍とか青龍竜巻棍とか、そんな感じだったのではと思うんですけど」
シャール「ソードワールドみたいに既存の魔法があるのもいいけど、こうやって自分でいろいろ決められるのも楽しそうね」
たちき「創作魂がくすぐられますね」
シャール「そっか。小説を書くときのキャラ作成と似てるんだ」
たちき「シナリオはプレイヤーのアドリブ(?)で変わっていくから、どんな物語になるかはゲームマスターにもわからない……なんてこともありますしね」
シャール「それ、プレイした内容を小説とかにできないの?」
たちき「いいところに気がつきましたね」